人気作だらけ…演じた役や出演作を「嫌いだった」セレブ25人
「ハマり役」だったんじゃなかったの…⁉︎
有名な俳優には必ず「ハマり役」や「代表作」があるもの。とはいえ、いくら作品ヒットしたところで、演じた側が「役を気に入っていたかどうか?」は別のことのよう。そこで、出演作や自分の役どころが「嫌いだった」と語ったセレブを<マリ・クレール>からご紹介します。ファンからすると残念…な作品も!
ジェシカ・アルバ
映画『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005年):スーザン役
2010年の<エル>のインタビューで、「この作品の後、演技をやめようと思った」とまで告白したジェシカ。理由は監督のティム・ストーリーに「もっと美しく泣けないの?」と言われたからなんだとか。
ジェイミー・フォックス
映画『ステルス』(2005年):ヘンリー・パーセル大尉役
2007年公開の『キングダム/見えざる敵』のプロモーション中、ジェイミーは「『ステルス』のプロモーションと違って、ウソを言わずにすむのはうれしいね」と言ったのだとか。
「映画に出演するとプロモーションをしなきゃならない。『ステルス』のときも、『最高の映画だよ』って言わなきゃならなかったしね。でも見てくれた観客に『(ジェイミーが)最高の映画、と言ってたのはとんでもないウソだった!』って思われるのはつらいよね」
ジェニファー・ローレンス
マコーレー・カルキン
映画『ホーム・アローン』(1990年):ケビン役
マコーレー・カルキンの出世作として知られる作品だけど、マコーレー自身は「(観客ほどは)この映画を楽しめないし、クリスマスにこの作品を見たりもしないんだ」とエレン・デジェネレスに語っています。
「セットであの映画を撮影したときのことをよく覚えてるよ。カウチの裏にペプシをどうやって隠したか、とかね。だから皆と同じ目線でこの映画を見れないんだよね」
コリン・ファレル
映画『マイアミ・バイス』(2006年):ジェームズ役
ジェミー・フォックスと共に主演を務めた同作。「『マイアミ・バイス』? ハッキリ言って好きじゃなかった」と2010年の取材で語ったそう。
キャサリン・ハイグル
映画『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』(2007年):アリソン役
キャサリンは<Vanity Fair>の取材に対し、正直な気持ちを告白。
「少し、性差別主義的な要素のある作品だったと思います。女性を滑稽で、いつもイライラした存在であるかのように、そう、まるで“手に負えないじゃじゃ馬”のように描いていたわ。撮影中も『なんでこんなバカげた登場人物を演じているの? どうしてこんな風に女性を描くの?』と思い、つらかったです。これまでの仕事の内、98%は素晴らしい経験でした。でもこの作品は好きになれませんでした」
ジム・キャリー
映画『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年):スターズ・アンド・ストライプス大佐役
この作品は、2012年12月に起こったサンディフック小学校銃乱射事件から、1年も経たない時期に公開。
ジムは「撮影は乱射事件の1カ月前に行われました。道義的に考え、(映画で描かれた)レベルの暴力を肯定することはできません」とツイート。
シャイア・ラブーフ
映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年):マット役
シャイアはこの作品について、「人々が愛し、大切に思っていた栄光のような作品に、ドン! とボールを落としてしまったような気分」と<LA Times>の取材に答えています。
「脚本家のせいにしたり、スピルバーグ監督のせいにもできるけど、俳優の仕事は登場人物に命を吹き込み、作品の中で生かすこと。でも僕にはできなかった。だから(この作品の失敗は)単に僕のせいなんだ」
ちなみに2021年に公開予定の続編に、シャイア(の役)は登場しないんだとか。
カーラ・デルヴィーニュ
映画『ペーパータウン』(2015年):マーゴ役
カーラはCBSテレビの朝の番組に出演。「マーゴ役とあなたに共通する点は?」と聞かれると、「実はマーゴのことは嫌いなの」と回答。その後のキャスターとの会話もあまりかみ合わず、このテレビ出演そのものが話題に。
マーク・ウォールバーグ
映画『ハプニング』(2008年):エリオット役
映画『ファイター』のプロモーション中のマークの発言。
「僕はエイミー・アダムスと仲が良くてね。僕らは別の映画、僕が過去に出演したひどい映画について話したんだけど、彼女はこの映画をこき下ろしていたよ。どの映画のことかは言いたくないけど…『ハプニング』のことなんだ。あれは本当にひどかった」
シルベスター・スタローン
映画『刑事ジョー ママにお手あげ』(1992年):ジョー役
<GQ>のインタビューで「この映画は宇宙一最低の映画のひとつかも。まだ見たこともない、宇宙人製作の作品を入れたとしても…ね」とまで言いきったスタローン! よほど嫌いな様子。
アーノルド・シュワルツェネッガー
映画『レッドソニア』(1985年):カリドー役
シュワルツェネッガーはこの作品を「僕が出演した中で、最悪の映画」と酷評。
「子どもたちが暴れだしたときには、『レッドソニア』を見せるぞ! って言うんだ。そうすると子どもたちは途端に大人しくなるんだよ」
ルーニー・マーラ
映画『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』(2015年):タイガー・リリー役
公開当時、ネイティブアメリカンのタイガー・リリー役を、白人のマーラが演じたことでハリウッドの「白人起用主義」に対する議論が勃発。2016年の<The Telegraph>で、その時の気持ちを吐露したそう。
「ホワイトウォッシング的な会話の中にいたことは、本当に苦痛でした。嫌で嫌で仕方がなかったほど。あの現場には二度と戻りたくない。どうしてあの映画にみんなが憤慨し、不満を感じたのか、私にも理解できますから」
ベン・アフレック
映画『ジーリ』(2003年):ラリー役
<TimesTalk>のインタビューで、当時恋人だったジェニファー・ロペスと共演した『ジーリ』について皮肉交じりにコメント。
「『ジーリ』はひどい映画だったけど、そんなことは誰も気にしなかったはず。同じ年に、アンジェリーナ・ジョリーもひどい映画に出演(この年、アンジーは『トゥームレイダー2』と『すべては愛のために』に出演)したけど、もう忘れてるだろ? 問題は当時、僕がジェニファー・ロペスとつき合っていたってこと。ただの『ダメな映画』にプラスして、話題になってしまったんだ」
ブラッド・ピット
映画『デビル』(1997年):フランシス(ローリー)役
1997年に発行された『ニューズウィーク』で、「これまでの出演作の中で、もっとも無責任な映画だったと言えるね」と告白。
ハリソン・フォード
映画『ブレードランナー』(1982年):リック役
名作と名高い『ブレードランナー』だけど、本人は好きではなかったことを1999年のインタビューで告白。
「あの映画は、すべてにおいて好きになれなかった。僕は、捜査をまったくしない捜査官の役だった。登場するさまざまな事柄にも興味を持てなかったし、なんだか奇妙なことが進行している感じだったよ」
マシュー・グード
映画『リープ・イヤー うるう年のプロポーズ』(2010年):デクラン役
この役を演じたいとは思っていなかったマシュー。「この役を受けた理由は、(アイルランドでの)撮影中、週末に(イギリスの)自宅に帰れるから」となんともそっけないコメント。
「脚本が良かったから出演したってわけじゃない。出演してガッカリしたかって? そんなことはなかった。ひどい作品だったかと聞かれれば、それはそうだったけど。でも良い時間を過ごしたし、ちゃんとお金ももらえたよ」
アレック・ギネス
映画『スターウォーズ』(1977年):オビ=ワン・ケノービ役
ファンも多いオビ=ワン役だけれど、残念ながらアレックは同役のことが好きじゃなかったみたい…。
アレックは自叙伝『A Positively Final Appearance(確実に最後の出演/原題訳)』の中で、この役を引き受けたことに対する後悔と、セリフや物語に対する軽蔑の気持ちを綴っています。