新しい出会いがあったとき、まずはSNSで繋がってから相手のことを知っていく…というのが定石となりつつある現代。恋愛関係においても、デート前にSNSでの投稿や振る舞いをチェックするという人も少なくないはず。
そんな時代だからこそ、SNSを使っていない人に魅力を感じることも。本記事では「SNSを使わない人と恋愛をするメリット」について、<コスモポリタン イギリス版>からお届けします。
文:ベス・アシュリーさん
SNSを使わない人は怪しい?
まず正直に告白すると、私は「SNSがないとダメ」なタイプ。だからこそ、SNSなしでも生きていける人には感心するし、興味を持つし、とびきり魅力的に映るんです。
だって、過去の投稿をさかのぼって“気まずい何か”を見つけたり、相手が昔に撮った“恥ずかしい写真”を見せられることもないから。噂に振りまわされたり、不確かな憶測によって不安になることもありません。
一方で、「SNSをやっていない人は怪しい!」「何か隠しごとがあるのかも」と言われていた時代もありました。
マッチングアプリなどで出会った人の素性を知るために、SNSでリサーチをしたいという人も少なくないはず。これは、安全性を確保するために必要ともいえる行動ですし、たしかに不誠実な人が、自分の秘密を隠すために「SNSを使っていない」と言っているだけの場合もあります。
でも、そういった特殊な事情でない場合には、SNSを使わない、あるいはSNSの動きが活発でない人は魅力的であることが多いのです。
SNSを持たない人との恋愛
ここからは実際に、SNSを使っていない人との恋愛経験がある人たちにその良さについて明かしてもらいました。
オンライン上での駆け引きが必要ない
ベッキー(26歳)によれば、「複雑な駆け引きから解放される」ことが最大のメリットだと言います。
「デート相手や好きな人とSNSで繋がっていると、自分について知ってほしいことをアピールしたり、投稿を通して駆け引きをしてしまうこともあると思う。そんなことをしなくても良くなるのが魅力ですね」
プライバシーを確保できる
SNSを使わない人と一緒にいると、その時間だけはオフラインになれるし、新たな見方を提供してくれるかもしれません。メディアで仕事をしていて常にネットが切り離せないローズ(32歳)は、SNSを使わない恋人の存在に救われているんだそう。
「常にオンラインな仕事をしていると、ささやかな“オフラインの場所”が欲しくてたまらなくなるんです。私の場合は彼氏がSNSを使わないので、私生活のプライバシーを守ることができて安心感があります」
「SNSに疲れたときには、彼との時間に逃げ込むこともあります。彼の存在はインターネットから受けるモヤモヤを中和してくれて、SNSは必ずしも現実じゃないということを思い出させてくれるから」
破局した後も立ち直りやすい
シャン(25歳)は、別れた後においても、SNSを使っていない人との恋愛ならではの良さがあると言います。
「最近別れたばかりだけど、相手がSNSをやっていないことでかなり救われました。失恋後に相手のSNSをこっそり調べてしまったら、ずっと辛かっただろうから。街でバッタリと出くわすだけでもその傷口が開いてしまうくらいなのに、毎日のようにSNSを見られる状況だったら、事態はもっと悪化していたはず」
イメージを“つくりあげる”ことができるSNSには、憶測がつきもの。だからこそ、SNSの介入が少ないことでお互いへの関係が強化されたり、関係を解消するときにも問題が起きにくいのが利点だと言えます。
もちろん、SNSを使っていないすべての人が素晴らしいと言いたいわけではありません。他の部分であなたと合わない可能性もあるし、恋愛に発展しないことだってあるでしょう。でも少なくとも、SNSのような一方的な情報源から相手を知った気になるのではなく、直接コミュニケーションをとって知っていくことが大切だと思うんです。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto
COSMOPOLITAN UK