コロナ禍が徐々に収束を迎え、様々な規制が緩和されるとともに、ライブやフェスなど、多くの人が集まるイベントが解禁されだした昨今。数年ぶりの行事開催を楽しみにしている人も多いはず。

一方で、久しぶりの盛大なハロウィンに“寂しさ”や“孤独”を感じているという若者たちの声が注目を集めています。

「友達がいない」

2023年10月29日、@lil.stoney.spamというアカウント名のTikTokerが、一本の動画を投稿。動画上のキャプションには「友達がいない人がハロウィンの週末にすることといえば、みんなが友達とハロウィンパーティを楽しんでいる様子を家で座ってSNS上で見るだけ」と綴られており、投稿主が自宅と見られる場所でお酒のようなものを飲む姿が映しだされています。

この動画は現在約27万回も再生され、コメント欄には「私も仕事から帰ってきたばかり」や「リアルだね」「私も同じです」というコメントが多数寄せられました。なかには、「自分には友達が一人もいない」というコメントを残すユーザーも。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

同じ日、別のTikTokユーザーも動画を投稿。動画内で「ハロウィン当日の予定も、一緒に過ごす友達もいない人なんて世界中で私くらいだと感じる」と涙目で訴えました。

さらに「友人や家族がいる場所から14時間もかかるところに離れて暮らしている」と語る彼女は、その寂しさについて話しながらも「ほかにも悲しい思いをしている人がいることは知っています。あなたは一人ではありません」と励ましのメッセージも送っています。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

「一時的なもの」と励ます声も

紹介したTikTokユーザー以外にも、多数の若者が「予定がない」「寂しい」と口にする動画をアップしている今年のハロウィン。コメント欄のほとんどが投稿者を励ます声と共感で埋め尽くされているものの、彼らが感じている不安や孤独感は簡単には消えないはず。

この状況を受けて、2万人以上のTikTokフォロワーをもつインフルエンサーが、ハロウィンにつらい気持ちを抱えている人たちへ向けてメッセージを送りました。

「大丈夫です。あなたは愛されています。一人じゃありません。ハロウィンは一時的なもので永遠に続くものではありません

また別の動画では、自身も「ずっと(こういったイベントから)除外されてきた身」と話し、「最悪な気分だと思いますが、状況はいつか良くなっていく」と強調しています。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。