今ではデザイナーとして大人気のカニエ・ウェストやアシュリー・オルセン、さらにいくつものアカデミー賞を受賞した俳優や監督も、実はインターン経験者って知ってた? インターンを足掛かりに自身のキャリアを築いた人もいれば、中には、有名になった後にインターンを経験したセレブも!
レナ・ダナム
人気ドラマ『GIRLS/ガールズ』で監督・脚本を手がけ、主演も務めたレナ。彼女が同作で演じたハンナは、作中で出版社でインターンをするもクビに…。ところが実は、演じたレナも実生活でインターンを経験。
レナが大学生のとある夏休みの間だけ所属していたのは、独立系の出版社。当時の社長だった男性によれば「彼女は期待通りのデキる子だった」とのことで、現実世界ではクビからは程遠かったみたい!
スティーヴン・スピルバーグ
映画界の巨匠スピルバーグ監督は、大学生の頃に友人のコネを使って「ユニバーサル・スタジオ」で無給のインターンをすることに。
ところがこのインターンは正式なものではなかったため、セットなどスタジオ内へのアクセスは許可されず…。そこでスピルバーグ監督は、何度追い出されても毎日のように侵入し、その結果、様々な部門の従業員と知り合いになったんだそう。
その後、制作したショートフィルムが副社長に認められ、監督として7年間の契約を獲得。これは、当時大手ハリウッドスタジオが監督と長期契約した中で、最年少だったそう。契約を結んだスピルバーグは大学を中退して監督業に専念。行動力が凄まじい!
アシュレー・オルセン
ドラマ『フルハウス』で末っ子ミシェルを演じ、その後ファッションブランド『The Row』を立ち上げデザイナーを務めているオルセン姉妹。ブランドを立ち上げる前、双子の中では姉となるアシュレーは自ら有名デザイナーであるザック・ポーゼンのオフィスに出向き、インターンの座を勝ち取ったという逸話が! 週2日ほど働いていた彼女にザックは、できる限り直接、実践的なことを教えたと明かされている。
トム・ハンクス
アカデミー賞俳優のトムは、演劇を学んでいた学生時代にオハイオ州クリーブランドにある劇団でインターンを経験済み。照明を設置したり、セットを作るだけでなく、実際に演技もしたんだそう! さらに、その劇団で演技を初めてすぐにクリーブランド内の演劇賞を受賞したなんて逸話も。予定よりも大幅に長い3年をインターンとして過ごし、結局大学を中退。何故なら、「学校で学ぶ予定だったことはすべて劇団を通して実践で学べたから」だそう!
ミンディ・カリング
スティーブ・ジョブズ
「アップル社」の設立者の1人だったスティーブ・ジョブスは、わずか12歳の頃にIT企業である「HP(ヒューレット・パッカード)」でインターンを経験。
きっかけは、周波数カウンタを作りたかったジョブスが、「HP」の共同設立者ウィリアム・ヒューレットに電話をし、余っているパーツを譲ってほしいとお願いしたことから。最初はパッカードも驚いただけだったけれど、ジョブスの真剣さを理解し、周波数カウンタの工場にインターンとして招待。後に当時のことを振り返ったジョブスは、「天国のようだった」と語っていた。
ブルック・シールズ
子役出身で、映画『青い珊瑚礁』などで一世を風靡したブルックは、すでに世界的に知られていた高校生時代に、動物園で無給のインターンを経験。
こらは学校のプロジェクトの一環で、ブルックは動物園とサファリパーク全般の仕事を任されたものの、特にコアラの飼育を手伝うことが多かったそう。飼育エリアの掃除やエサの準備はもちろん、コアラと間近で接することもあったみたい!
カニエ・ウェスト
妻のキム・カーダシアンが、かつてパリス・ヒルトンやニコール・リッチーの下で仕事をしていたように、カニエにも下積み時代があったよう。驚くべきは、彼がインターンとして働いた時期がアーティストとして有名になった後の2009年だということ。
カニエは、現在のメンズ<ルイ・ヴィトン>のクリエイティブ・ディレクターであるヴァージル・アブローと共にローマへ向かい、<Fendi>のインターンを経験。インフルエンサーとしての仕事ではなく、9時から17時まで働き、コピーを取ったりコーヒーを買いに行ったりと、普通のインターンと同じ仕事をしたというカニエ。しかも給料は1ヵ月わずか500ドル(約5万6000円)。
彼はここでの経験を活かし、2年後にデザイナーとしてパリコレデビュー。現在はラッパーの傍ら、ブランド<Yeezy>のデザイナーとして活躍中!