Netflixで大ヒット中の『エミリー、パリへ行く』。本ドラマを手掛けたのは、『セックス・アンド・ザ・シティ』のプロデューサーだったダレン・スター。だから、SATCと同じくファッション、女性同士の友情、ドキドキするような三角関係と、見どころは盛りだくさん。そこで「Hearst Contents Hub」から、早くもシーズン2の制作が決定したこのドラマの12のトリビアを大公開!
ガブリエルは本物のシェフだった
エミリーのアパルトマンの1階下に住んでいる、イケメンシェフのガブリエル。エミリーは彼に恋するけれど、友人カミーユのカレ氏であることが発覚、複雑な関係になってしまう。
演じているのはリュカ・ブラヴォー、現在32歳。ガブリエルはドラマの中で様々な料理を作り、エミリーをうっとりさせるけれど、実はリュカもシェフとして働いていた過去の持ち主!
<Manny The Movie Guy>のインタビューで、「数年前まで、とあるレストランでスーシェフ(副料理長)として働いていたんだ。最初に脚本を読んだとき”これは絶対僕のための役だ。シェフとしてのスキルが使える”って思ったね」と告白。
『セックス・アンド・ザ・シティ』へのオマージュが至るところに隠されている
このドラマを見ながら、エミリーのファッションが『セックス・アンド・ザ・シティ』に似ていると思ったのなら大正解!
なぜなら、本ドラマは『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』のクリエイター、ダレン・スターと衣装のパトリシア・フィールドが再びタッグを組んだ作品だから。
リリー・コリンズ演じるエミリーが初めて出席した取引先とのパーティで着用したチュールのドレスは、パトリシアいわく『SATC』シリーズのフィナーレでキャリーが着ていたチュールのスカートへのオマージュ。
また、「Emily」とつづられたイヤリングは、「Carrie」のレタードネックレスをつけていたキャリーのセンスへの賛同の印なのだそう♡
ミンディ役のアシュリーは本当に歌が上手
パリでエミリーの大親友となるミンディは、シンガーになる夢を実現できないままベビーシッターとして暮らしている。
そんな彼女を演じるアシュリー・パークは、実際に歌が上手。それもそのはず、アシュリーは2014年に『マンマ・ミーア!』でデビューして以来、2015年の『王様と私』など多くのブロードウェイ作品に出演したミュージカル女優!
映画『ミーン・ガールズ』をミュージカル化した作品では、グレッチェン・ウィンナース役を演じ、トニー賞にもノミネートされた実力派。
主要3キャストは撮影中、共同生活をしていた
このドラマは、2019年8月から11月にかけて撮影された。パリで撮影中、ミンディ役のアシュリー・パークと、ガブリエル役のリュカ・ブラヴォー、エミリーの同僚ジュリアンを演じたサミュエル・アーノルドは一緒に暮らしていたそう。
リュカが、「みんなで同じ部屋に引っ越したんだ。とても楽しかったよ」と振り返っている。
リリー・コリンズはフランス語が堪能
フランス語がまったく話せず、職場で奮闘するエミリー。
でも、リリーはエミリーと正反対! 雑誌『Glamour』のインタビューで、「昔はよくフランス語を話していたし、夢もフランス語で見ていたのよ。読むこともできた。ペラペラだったの。でもその後、練習するのをやめてしまった」と告白。
オペラ座シーンのドレス姿はキャストも息を飲む美しさ
エミリーが伝説のファッションデザイナー、ピエール・カドーに謝るためにオペラ座に行くシーンは、ドラマの中でも最も印象に残る場面の1つ。
このときのファッションは、オードリー・ヘプバーンへのトリビュート。彼女の美しさには、キャストもスタッフもびっくりしたようで、ガブリエル役のリュカがエンタメサイト<EW>にこう語っている。
「彼女は気絶するほど美しく、その場にいたみんなが息を飲んだ。本当に驚きの瞬間だった」
アントワーヌは『ゴシップガール』にも出ていた
二枚目調香師、アントワーヌ・ランベールを演じたのは、フランス人俳優のウィリアム・アバディー。
『ER』、『The OC』、『ゴッサム』、『ホームランド』、『アントラージュ☆オレたちのハリウッド』、『アグリー・ベティ』など、数々のテレビドラマに出演。『ゴシップガール』にも登場し、ブレア・ウォルドルフの継父を演じました。
パリ以外での撮影も!
全編パリでのロケを敢行、名所が登場する場面は実際にその場所でロケを行ったそう。
パリ以外で撮影されたのは、エミリーとカミーユ、ガブリエルが、ロワール渓谷にあるカミーユの実家のシャトーへプチ旅行に出かける部分だけ!
リュカは、<EW>にそのときのエピソードを語っている。撮影の合間には近くのワイナリーに出かけ、ワインのテスティングをしていたそう。「僕たちが働いている間、みんなが次々と試飲し、ワインを箱買いしているのを見るのは楽しかったよ」とコメント。
ミンディは当初歌う予定ではなかった
最初の段階では、アシュリー・パークが演じるミンディが歌うシーンは存在しなかったんだとか。
後から、クリエイターのダレン・スターがミンディのストーリーにその場面を書き加えたそう。
「僕はブロードウェイで、アシュリーの『ミーン・ガールズ』を2回見ているんだ。彼女を見て圧倒されたよ。本当に素晴らしい声を持っている。だから彼女を抜擢して、ミンディに対する考え方をちょっと変えることになった。ぜひ彼女に歌わせたいと思ったからね」
アメリカ人上司のマデリンは「グレアナ」のあの人
元々、パリに赴任するはずだったエミリーの上司マデリン。
妊娠が発覚し、パリ行きを諦めることになったマデリンに見覚えのある人も多いはず。マデリンを演じたケイト・ウォルシュは、ドラマ『グレイズ・アナトミー』では医師のアディソン役、『13の理由』では自殺したハンナの母オリヴィア役でおなじみ。最近では、『アンブレラ・アカデミー』のハンドラー役を演じている。
リリー・コリンズは負けないエミリーに共感
リリーいわく、「エミリーにとって”ノー”は終わりではなく、チャンス」。リリー自身も駆け出しの女優だった頃、たくさんのオーディションに落ちて、チャンスを手にすることができなかったそう。
「もしその”ノー”を受け入れていたら、私は今この仕事はしていない」
また、ダレン・スターの大ファンだったとも告白。
「高校時代、私たちは『セックス・アンド・ザ・シティ』に夢中だった。ダレンはとても鋭い視点を持っている。みんなが共感できる身近な問題に取り組みつつ、観客が没頭できるファンタジーの世界を作ることができるのよ」
シーズン2では三角関係がさらに複雑化
クリエイターのダレン・スターによると、シーズン2はさらに、エミリーとガブリエル、カミーユの三角関係が引き起こすドラマでいっぱいのストーリー展開になるそう!
<TV Line>のインタビューでは、次のようにコメントしました。
「エミリーに起こるのは、予想外なことばかり。人生に対する考え方が、常に試されていると思う。それは次のシーズンでも同じ。シーズン2は、三角関係がどう展開していくかを探るものになると思う。それに、次のシーズンでは興味深くて驚くような関係が開けるよ!」
※この翻訳は抄訳です。
Translation:YOKO NAGASAKA