今年10月に、2015年から交際しているシンガーソングライターのブレイク・シェルトン(44歳)との婚約を発表した、歌手のグウェン・ステファニー(51歳)。音楽が自身が抱えるディスレクシアに与えた影響や、前夫との子どもたちの成長について告白。


12月11日(現地時間)、Apple Musicでゼイン・ロウとの対談を行ったグウェン。前夫のギャヴィン・ロスデイル(55歳)との息子である、キングストンくん(14歳)とズマくん(12歳)、アポロくん(6歳)が読み書きに苦戦するようになったことで、自身も文字の読み書き学習に困難を抱える「ディスレクシア」であることに気付いたと明らかに。

「子どもを持つことで分かったことの一つは、私自身がディスレクシアであるということです。私が抱えてきた多くの問題や、自分自身のためにしてきた決断の多くには、ディスレクシアであることが関係していると感じています」
「今子どもたちは読み書きに苦戦していますが、彼らは素晴らしい先生や学校に恵まれ、ディスクレシアであることを恥じる必要がありません。それに彼らは、自分たちの脳の機能が他の人と違うことを理解しているのです。だって私たちの脳は、みんな違うでしょう?」
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また、グウェンは自身がディスレクシアを抱えることで、子どものときの学校での経験を告白。

「私はいい子だったし、学校生活の中で悪いことはしませんでした。ただ、学校という“枠”の中で過ごすのは、私にとって本当に難しいことでしたし、私の脳はそのように機能していなかったです。けれどディスレクシアであることは、神からの贈り物であり、おそらく他の人ができないであろう様々な方法を考えることができました」

現在ソロシンガーとしても活躍しているグウェンは、1987年に実兄エリックと結成した「ノー・ダウト」としてデビュー。ゼイン・ロウとのインタビューでは、バンドメンバーとして音楽活動を始めたときに、ディスレクシアを抱える不安が自分の人生にどのように影響したのかについても語った。

「当時、私は曲の作り方も知らずに楽曲を作り、自分の人生のすべてをみんなに聞いてもらえるよう曲を書いていました。私は、未だに自分が頼り切っているトニー・カナル(同バンドのベーシスト)とバンドを組んでいますが、おそらくそれは私がディスレクシアだったからだと感じています。今まではその理由が分からなかったけど、当時は自分に自信がなかったんだと思います。でも曲を書いたり、ステージに上がったりしたときには、『これでいいんだ』と感じたし、自分に合っているとも感じていました」
los angeles, ca   may 16  tony kanal, gwen stefani, adrian young and tom dumont of no doubt arrive at an evening with women benefitting the los angeles lgbt center at hollywood palladium on may 16, 2015 in los angeles, california  photo by jon kopalofffilmmagic
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最近グウェンは、今年10月にプロポーズされた婚約者のブレイクのおかげで幸せを感じているという。また彼のことを「親友であり相棒」と表現し、愛と思いやり満ち溢れている人と説明した。

さらに、ブレイクとの約5年間の交際期間を振り返りながら、グウェンは彼のことを「こんな面白い人に、今まで会ったことがない」と大絶賛。そんなラブラブな二人は、音楽活動をしていないときは子どもたちとの時間をこれまで以上に充実させ、お互いに今を生きることを学んでいるという。

「自分たちで洗濯をしなければいけないし、料理もしなけばいけない、トイレだって綺麗にしなければいけません。男の子たちは、部屋を汚くするから。私はこの生活をいつか振り返って、懐かしいと思うと分かっているけど、すでに素晴らしいことだと感じています。私は常に、その瞬間の愛おしさとそこから生まれる良いものを見つけようとしているだけです」

夫婦間だけではなく、子どもたちともとても良い関係を築いているグウェンとブレイク。ディスレクシアであることを理解し、自身の強みを活かして前向きに生きる彼らの姿は、多くの人に勇気を与えてくれるはず。