顔の印象を大きく左右する、「眉毛」。ここ数年で眉毛に対する注目度が高まり、美眉サロンが人気だったり、眉マスカラや眉ティントなどを使って、眉色や眉のトーンを変えてファッションやメイクを楽しむ人も増えています。
中には、染毛剤を使った眉毛カラーや眉毛ブリーチに興味を持っている人もいるはず。ただし、目に近い部位であることから炎症や失明などのリスクもあり、メーカーが推奨する使い方でないために自己責任での使用となります。
本記事では、眉毛カラー・眉毛ブリーチのリスクと、自己責任で行う際の注意点について解説します。
眉毛カラー/眉毛ブリーチのリスク
完全に色を抜いてモードな雰囲気にしたり、髪色に合わせて色を薄くして垢ぬけた雰囲気になったり…と、セレブたちの間で人気の「 眉毛カラー・眉毛ブリーチ」。元の眉毛の色が濃い場合には、ブリーチ剤を使うことで薄くすることもできます。
ただし、眉毛専用の染毛剤・ブリーチ剤は売られておらず、一般的な染毛剤や脱色クリームは、眉毛への使用を想定されていません。メーカーが推奨した使い方ではないため、現状では自己責任のうえで使用することになります。
眉毛は目に近い部位であるため、目に入ったときには炎症や失明などのリスクがあるほか、染料の成分にアレルギーを持っている人もいます。また、脱色による毛根や周辺の皮膚へのダメージもリスクの一つとして覚えておきましょう。
眉毛カラー・眉ブリーチをするときの注意事項
自己責任で眉毛カラー・眉ブリーチを行う場合には、以下の注意事項を必ず守りましょう。
- 24時間前までに必ずパッチテストを行う
- 染める直前に眉毛を抜かない
- 使用説明書に従う
- 同じ日に何度も脱色しない
- 染料を塗ったまま、推奨されている時間以上に放置しない
また、目に入ったときにはこすらずに、水またはぬるま湯で洗い流し、すぐに医療機関(眼科など)に相談しましょう。
<グッド・ハウスキーピング>の取材に応えたメイクアップアーティストのサラ・ソルディロさんは、眉毛カラーや眉毛ブリーチをする際の注意点について、次のように警告します。
「染める直前に眉毛を抜くと、毛穴が開きます。そこから染色成分が毛包に入ったら、炎症や感染症、または埋没毛につながる可能性があります」
眉毛カラーや眉毛ブリーチに必要なもの
- ワセリンなど皮膚を保護するもの
- 眉用のスクリューブラシ
- カット綿
- 敏感肌用の染毛剤・脱色剤
- 時間をはかれるもの
※一般的な一般的な染毛剤や脱色クリームは、眉毛への使用を想定されていません。メーカーが推奨した使い方ではないため、自己責任のうえで購入・使用してください。
カラーやブリーチのやり方
- 24時間前までにパッチテストを行う
- 染めたい毛の周囲の肌にワセリンを塗って保護をする
(※染料が肌に直接付着するのを防ぐためにも重要です) - 敏感肌用の染料を使用方法に沿って準備する
(※眉毛のブリーチはメーカーが推奨していないため自己責任での使用となります) - スクリューブラシで毛を整え、染料で均一に覆われるようにする
- 染料の説明書に書かれている時間(およそ5分程度)、放置する
(※炎症を防ぐためにも、指定時間以上に放置しないことが重要です) - 水かぬるま湯でよく洗い流す
- 思い通りの色味にならなくても、その日にやり直すのはNG
リスクを把握したうえで、自己責任で行う必要がある眉毛カラーや眉毛のブリーチ。 日本では眉マスカラや眉ティントなど、一時的に眉色を変えられる優秀なコスメがたくさんあるため、そういったアイテムを使うことがおすすめです。
※この記事は、一部翻訳記事(抄訳)を含みます。
Translation: TOMOKO NOURRY