新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界各国で外出制限が敷かれる中、大きな問題の1つとして報じられているのが「ドメスティック・バイオレンス(DV)の増加」

国連人口基金(UNFPA)が4月27日時点で発表した内容によると、ロックダウンが半年間続くことで、家庭内暴力をはじめとする女性への暴力行為が3,100万件増加すると予測されているそう。

待ったなしの状況が続く中、被害者の女性たちを救うため、ついに多くの女性セレブたちが立ち上がったと<People>が報じています。

Together for Her(彼女のために1つになろう)」と名づけられたこのキャンペーンを牽引するのは、女優のシャーリーズ・セロン(44歳)。彼女が立ち上げた慈善団体「シャーリーズ・セロン・アフリカ・アウトリーチ・プロジェクト(CTAOP)」と、人道支援団体の「CARE」、そして「エンターテインメント産業財団(EIF)」が手を取り合い、コロナ禍でのDV被害者たちを救済する活動に乗り出したそう。

キャンペーンにはシャーリーズの他にも、リース・ウィザースプーン、ナタリー・ポートマン、アン・ハサウェイ、ペネロペ・クルスといった名だたるセレブたちが50名以上も支援を表明しており、また、メンバーの1人で自身も子供時代にDV被害を受けたという女優のヴィオラ・デイヴィスは、「(被害者の女性たちに)資金を提供することは、彼女たちを現在の環境から脱出させ、自分たちには価値があると知ってもらうための精神的サポートに行き着かせることを意味します。彼女たちはより良い、愛に包まれた人生を生きるに値するのです」と述べています。

このキャンペーンによって集められた資金は、被害女性たちのシェルター確保や、精神的なケアを目的としたカウンセリングサービスの他、必要なあらゆるサポートに使われるとのこと。

セレブたちの活動によって1人でも多くの女性が救われること、また、願わくば女性に対するあらゆる暴力が根絶されることを願って――皆さんもぜひ、ハッシュタグ「 #TogetherForHer」をチェックしてみてください。