女優、ライフスタイルブランド「Goop」の経営者、実業家としてマルチに活躍しているグウィネス・パルトロー(49歳)が、ダックス・シェパードとモニカ・パッドマンのポッドキャスト『Armchair Expert』にゲスト出演。

クリス・マーティンとの間に生まれた娘アップル(現在17歳)の、70時間にもわたる壮絶な出産体験談や、SNSの写真が及ぼす産後のボディ・イメージへの悪影響、女性同士で助け合い、認め合うことの大切さについて振り返りました。

難産がトラウマになり…

「娘のときは緊急帝王切開で、すごく大変でした。母子ともに死ぬところで、もうダメだと思いました」と、当時を振り返ったグウィネス。緊急帝王切開の原因は詳しくは明かさなかったものの、この出産体験は「トラウマ」になったと告白しました。

グウィネスがアップルの出産体験について語ったのは今回が初めてではなく、2006年に受けた『ABC News』とのインタビューでも、当時を次のように振り返っています。

「いくつかトラブルがあって、帝王切開をせざるを得なくなりました。正直なところ、忘れられないトラウマ的な体験でしたね…」
「大変だったけど、それだけの価値があると思えたほど、素晴らしかったんです。『彼女のためなら、自分の足も切断できるだろう』と思えるほど。そう考えると、結局のところは(70時間の難産も)大したことはないです」
「今までに経験したことのない、まったく新しくて素晴らしい感情でした。娘を見ると、涙が止まらなくて…きっとホルモンの影響もあったんでしょうね」
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産後のボディ・イメージ

Armchair Expert』で、産後のボディ・イメージについて話題があがると、帝王切開で大きな傷が残ってしまったことを告白し、それを受け入れるまで時間がかかったと告白したグウィネス。

「『ああ、以前はこんな傷はなかったのに…』といったショックはありました。それが悪いことだとか、偏見を持つということではなくて、ただ驚いていたんです」

続けて「SNSの写真は、産後のボディ・イメージに悪影響がある」とコメント。

「私が出産したときは、Instagramがまだ普及していなくて良かったです。というのも、Instagramを見る限り、『2週間前に出産したばかりだけど、お腹は完璧に元通り』みたいな人が普通にいて、『私のときとは全然違う』と驚くんです」
「ぺったんこのお腹になって、女性がパワーを持つことは素敵だけど、それって一般的ではないですよね。こういったボディ・イメージが拡散されると、赤ちゃんがいてもいなくても、『女性は常にこうでなきゃいけない』と感じてしまう人は多いはずです」
the goop lab special screening, los angeles
Rachel Murray//Getty Images

出産や育児を巡る女性同士の競争心

さらにグウィネスは、出産や育児に関するトピックは、女性同士でも競争心が生まれてしまう傾向にあると言及。 対立したり、揚げ足をとるよりも、お互いに支え合うことが大切だと語りました。

「女性同士で対立せず、むしろ仲間になることが本当に大切だと思います。出産の仕方や、母乳育児のする・しない、働く・働かないとか、そういった判断に良し悪しはありません」

娘を緊急帝王切開で出産し、母子ともに「死にかけた」という過去や、出産後のボディ・イメージを巡る不必要なプレッシャーについて語ったグウィネスの言葉に「ひとりじゃない」と感じた人もいるはず。