あまり海外ドラマに興味のない人も『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下SATC)は聞いたことがあるはず。

日本でも社会現象となり、主人公のキャリーに憧れた女性も多数。恋愛話はもちろん、オープンにセックスのことを話すスタイルで話題に。でも1番の見どころは、セックス・コラムニストのキャリー、弁護士のミランダ、セックス好きなPR会社社長のサマンサ、アートディーラーで保守的な女性シャーロットの間の"女の友情"。

ドラマの放送は2004年に終了したにもかかわらず、いまだに熱狂的なファンが多いのもこのシリーズの特徴。

「キャリーになりたい、キャリーのようなキラキラした生活をしたい、キャリーが持ってる靴が欲しい!」と女性は願い、さらにドラマで登場したカフェが日本に上陸すると、いろんなテレビや雑誌で取り上げられ、行列ができたほど。ロケ地巡りツアーもまだまだ人気なんだとか。

でも実は大ファンでもキャリーのことをウザいと思っている人が多いって知ってた?

なぜならキャリーはかなりの自己中で、めそめそしてて、すぐヒステリックになる。大した収入もない時代から金銭感覚はぶっ飛んでて、彼氏のことになると何も手につかなくなる。

コスモポリタン イギリス版によると、そんなキャラクターを演じたサラ・ジェシカ・パーカー<ウォール・ストリート・ジャーナル>のインタビューで、初めは"キャリーをウザいと思った"ことを告白したらしい。キャリーを理解し、なりきるのに苦労したと語っている。

「キャリーをちゃんと理解して、彼女を批判しないようになるまで、かなり時間がかかったし、すごく努力したわ」と発言したサラ。やっぱりキャリーは女性をムカつかせる存在であったよう。

また、女優としての仕事についてもこのように語った。

「キャラクターになりきるのは、とても楽しいわ。でも視聴者を"騙す"ほどなりきるのは、難しい」とのこと。でも「本来の私はキャリーとまったく違うけど、ドラマのファンはそう思わないみたい」とも言っているので、『SATC』でのキャラ作りには大成功したもよう。

演じている本人までもムカつかせるキャリー。『SATC』を見たことのない人は、ぜひ1度見てみて!

※この翻訳は、抄訳です。

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