アメリカのテレビ番組『Say Yes to the Dress』は、花嫁が理想のウェディングドレスを見つけ出すまでの過程を追ったリアリティ番組。

コスモポリタン アメリカ版によると、この番組に出演した花嫁が、結婚式前に放送をしないようにとテレビ局を訴えていたそう。

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ニューヨーク・ポスト>が報じたところによれば、アレクサンドラ・ゴディーノさん(27歳)は、番組側が「契約した放送日より早く彼女の出演エピソードをプレミア放送しようとしている」として番組を訴えたらしい。彼女の結婚式は5月を予定していたのに、テレビ局は彼女のエピソードを3月に放送すると決定。そうなると、彼女のフィアンセはもちろん、結婚式に招待したゲストにもウェディングドレス姿を見られてしまい、結婚式は台無しになってしまう!というのがゴディーノさんの主張。

ゴディーノさんは本来番組に出演するつもりはなかったものの、フィアンセでプロホッケー選手のジェフ・メイさんと母親と一緒に有名ブライダルショップを訪れた際に話しを持ちかけられ、出演を承諾したんだとか。出演予定だった別の花嫁がドタキャンしたため、"結婚式までエピソードを放送しない"ことを条件に、ゴディーノさんが代わりに出演することに。ニュースサイト<TMZ>によれば、3月にエピソードが放送されると知った彼女は、プロデューサーに放送中止を要請したものの、拒否されたために弁護士を雇ったのだそう。

彼女の弁護士は、マンハッタンの判事に結婚式が終わるまで番組の放送を差し止めるよう要請し、40,000ドル(約430万円)のドレスは「結婚式で一番重要な見せ場」だと主張。<ニューヨーク・デイリー・ニュース>によれば、カリフォルニア州パームスプリングスで行われる結婚式は招待客が300人、さらに16人編成のオーケストラを呼ぶなど、完璧な結婚式を行いたいという彼女の希望が込められたもの。弁護士はこのとき新聞の取材に対して「彼女はとても悔しがっています。彼女にとっては人生の一大事ですから」と回答したとのこと。

しかし、残念ながらゴディーノさんの願いは届かず、法廷は「放送によって修復不可能な被害をこうむる可能性は少なく、また、他の多くの出演者が結婚式前にエピソードの放送に応じている」として、彼女の訴えを棄却。テレビ局側は予定通り番組を放送したもよう。

ゴディーノさんはこの一連の出来事に対し、「悪夢みたい。結婚したことや、結婚式を夢見たことのある女性たちには、私の気持ちがわかってもらえるはず」と語っている。

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon solutions

COSMOPOLITAN US

参考:<gothamist