美容業界は若い女性ばかりを中心に起用しているような印象があるけれど、最近の調査によると、美しいとされる女性の平均年齢が上がり、より多様性に富みつつあることが明らかになったそう。redbook>からお届け。

ボストン大学医学部の科学者たちは、1990年に『ピープル』誌が実施した「世界でもっとも美しい人」リスト入りした50人のセレブと2017年にリスト入りした135人のセレブを比較したそう。すると、27年前はリスト入りしたセレブの平均年齢が33.2歳だったものの、今年は38.9歳であったとか。

今年の4月、現在49歳のジュリア・ロバーツは投票によって世界でもっとも美しい女性として選出されたこともあり、平均年齢が高まったことに一役買ったことは明らか。他にも41歳のリース・ウィザースプーン、36歳のアリシア・キーズ、52歳のヴァイオラ・デイヴィスなども、35歳以上のセレブとしてランキング入りを果たした。

学術誌『JAMA皮膚学ジャーナル』で発表されたこの調査は、『ピープル』でランキング入りを果たしたセレブの多様性についても言及。1990年には非白人の割合が24%だったのに対し、2017年には40%にまで上昇したと指摘している。また、1990年には人種が混じったセレブが1人しかいなかったものの、今年は14人にまで増加したとのこと。

調査結果に付いて、「マスメディアは、これまで長年に渡って型にはまった美の基準を世間に配信してきました」と、ボストン大学医学部で准教授を務めるニーラム・ヴァーシ医師は述べた。

「『ピープル』が行った『世界でもっとも美しい人』リストに注目したところ、メディアが発信する内容を目にしつつも、一般の人々が新たな文化や今までとは異なる価値基準をうまく取り入れる術を身に着けた結果、美の基準も進化を遂げるということが判明したのです」

これは、年を重ねるのが楽しみになる結果!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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