病院に行く理由といえば、もちろん病気を治すこと。それが早く治るんだったらなおさら病院にはしっかり通いたいもの。コスモポリタン アメリカ版によれ医師の性別によって治りの早さが変わってくると言うから驚き! 

アメリカの医学誌である『JAMA 内科』に掲載された研究によると、男性の医師よりも女医のほうがより優れた患者ケアを施すことが判明したんだそう。

この研究では、4年にわたってメディケアデータと150万件の病院受診履歴を分析。すると「同じ病院の女医から診察された患者は、男性の医師から診察された患者と比較すると、死亡率と再診率が著しく低いことが判明」したんだとか。

この研究結果に基づくと、男性の医師の診察が女医と同じレベルで行われた場合、年間3万2,000人もの命が救われると推定されるんだそう。

医学業界では男女差を分析した研究が多く行われており、その結果、女性の方が臨床ガイドラインを忠実に守り、証拠に基づく診療を行う場合が多いことが分かったらしい。とはいえ、冒頭に記載されているとおり、医学界では女性に対する偏見が未だにはびこっているという。

「女医のほうが優秀であることを示唆するデータが存在しているにもかかわらず、出産、パート勤務率の高さ、家事との両立などのせいで女医による治療の質が低くなると指摘し、男性の医師の方が給与が高いことを正当化する主張もあるという」

ちなみに、この研究は女医に診察された患者の生存率が高い理由について言及していない。シカゴ大学医学部で准教授を務めるヴィニート・アローラは<Washington Post>に対して、その理由には「複数の要因が絡んでいる」と解説している。

「医師が行っている何らかの行為が理由かもしれません。あるいは医師に対する患者の反応が理由であるかもしれません」と彼女は言う。

いずれにせよ、ハーバード・メディカルスクールの施設内倫理委員会のお墨付きであるこの研究は、男性よりも女性の能力が低いという偏見を覆す根拠であるといえそうだ。

さらに最近行われた研究では平均して男性の医師は女医よりも2万ドル年収が高いとのこと。この研究結果に基いて交渉すれば、女医の収入アップにつながるかも?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

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