今、海外で"Matcha(抹茶)"がじわじわと知名度を上げているらしい。コスモポリタン イギリス版では、そのすごさの理由を紹介。

日本人も意外と知らない、抹茶のパワーとは…?

1. "抹茶ならでは"のメリットがある

抹茶とは、日本茶の茶葉を挽いたもの。いわゆる"緑茶"を淹れるときには茶葉を捨ててしまうけれど、それって実はものすごく損なことらしい。なぜかというと、体に良い抗酸化物質やミネラルは茶葉の中に含まれているから。繰り返しになるけれど、抹茶は茶葉を挽いただけ。緑茶の茶葉よりも自然な状態で、なおかつ熱を加えていないので栄養分も損なわれないため、飲むだけで茶葉の持つメリットを得られるってわけ。

2. 抗酸化物質の宝庫、その量はほかの追随を許さない

下記のデータによると、抹茶は抗酸化物質がとにかく豊富らしい。その量は、スーパーフードと呼ばれるクコの実やザクロよりもはるかに上! 抗酸化物質はエイジング(つまり老化)の主な原因となる生体内分子の酸化を阻止する働きがあるんだけど、1杯の抹茶にはなんと、熱湯で淹れたお茶の10倍もの抗酸化物質が含まれており、コーヒーと比較しても、比べものにならないほどの量なのだとか。それにコーヒーには、抗酸化物質の一種でアンチエイジングや抗がん作用のあるカテキンは含まれていないのだそう。

【抹茶と抗酸化物質の豊富な食物の比較(1グラムあたりの値)】

抹茶:1384

クコの実:253

ダークチョコレート:227

ペカンの実:180

クルミ:135

ザクロの実:105

ワイルドブルーベリー:93

アサイー:55

ブロッコリー:31

ホウレンソウ:26

(出典:農業・食品化学ジャーナル「米国における一般的な食物に含まれる脂溶性および親水性抗酸化物質」)

3. カフェインの効果も期待できる

1杯の抹茶には34ミリグラムのカフェインが含まれていて、これはホットコーヒー1杯やエスプレッソ1/2杯と同じくらいの量なのだとか。だけど抹茶のカフェインの効果はコーヒーよりも長時間持続するらしい。それは抹茶に含まれるアミノ酸"L-テアニン"のおかげ。L-テアニンはカフェインによる刺激を抑制し、鎮静作用やリラックス効果もあるんだとか。

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「最高の抹茶を飲んだの! これで元気になるわ!」

4. 新陳代謝レベルを上げて、脂肪も燃焼しやすくする

『アメリカ臨床栄養学ジャーナル』で紹介された研究では、抹茶を摂取することで人体の熱発生(体がカロリーを燃焼する値)が増加したことがわかっているそう。通常の熱発生の値は1日のエネルギー消費量の8~10%らしいんだけど、抹茶のおかげで35~43%に大幅にアップするんだとか。別の研究でも、抹茶を飲んだ直後に運動をすると、脂肪の燃焼率が25%も増加するという結果が出ているんだって。

5. 口臭予防にもオススメ

抹茶に含まれるカテキンには殺菌作用もあるんだとか。食事のあとに1杯の抹茶を飲めば、歯周病や口臭の原因となる雑菌の繁殖がおさえられるそう。

6. いろいろな飲み物や食べ物にも合う!

抹茶ラテを飲むのが手っ取り早い方法かもしれないけど、抹茶を"食べる"こともできる。抹茶パウダーをスムージーやフローズンヨーグルト、ケーキなどに入れてももちろんOK。それに食べ物じゃないけれど、美容目的でフェイスマスクにも使われてるんだって。いろんな意味で体に良い抹茶、あなたも今日から取り入れてみては?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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