浮世絵好きも、初心者も、浮世絵のユーモアたっぷりな世界に浸れる展覧会をご紹介。それが、Bunkamura ザ・ミュージアム2016319日(土)から65日(日)まで開催される「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」。この歌川国芳と歌川国貞は、江戸時代のポップカルチャーとも呼ばれる「浮世絵」を代表する2人とも言われている。その作品がボストン美術館から一同に集結するのは、実はめったにないチャンス。

日本美術のコレクション数では、日本国外で世界一として知られるボストン美術館。なんと14000枚を超える国芳、国貞の浮世絵が所蔵されているそう。今回は、その中から厳選された名品を鑑賞できる、1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な国芳・国貞展となるのだとか!

国芳の作品で、見るべきは!

1.「国芳やもう正札附現金男 野晒悟助」

10人の任侠を描くシリーズものの1枚で、ドクロの衣装がインパクト大。

2.「相馬の古内裏に将門の姫君瀧夜叉妖術を以て味方を集むる大宅太郎光国妖怪を試さんと爰に来り竟に是を亡ぼす」

江戸時代の読み物で、平将門没後の後日譚「善知鳥安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)」の一場面を描いたもの。

国貞の作品で、見るべきは!

1.「踊形容楽屋之図 踊形容新開入之図」

歌舞伎業界と深い関係にあった彼ならではの、普段見ることができない楽屋裏を描いた作品。

2.「大当狂言ノ内 八百屋お七」

文化年間後半に活躍した歌舞伎役者たちを描いた大首絵シリーズの1枚。国貞の作品では、当時の歌舞伎ファンにとってはたまらなかったであろう作品が観られるとか。

江戸時代にタイムスリップしたかのような気分で、浮世絵の世界を楽しんでみて!

ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞

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