海洋生物を保護するための科学探査をするスクーナー船「タラ号」を、2003年からサポートしているアニエスベー。サンゴ礁調査を実施するため、フランス・ブルターニュにある母港ロリアンを2016年5月28日に出港し、日本ではまず2月18日に福岡に寄港し、その後、尾道、神戸、名古屋、横浜、東京など、計9拠点に一般公開寄港する。寄港に際し、乗船体験やセミナーなどのイベントを各地で開催。アニエスベーからは、タラ号にまつわるアイテムの特別商品が3月上旬に発売が予定されている。

北極海の氷から南太平洋の冷水に至るまで世界中の海を科学者らと共に航海し、気候変動や海洋環境の調査・研究を行う一方、人々に環境保護の必要性を呼びかける啓発活動を行っている科学探査船タラ号。第11回目となる航海「タラ号太平洋プロジェクト」の活動のため、フランス・ブルターニュにある母港ロリアンを2016528日に出港し、今航海で予定されている航行距離10kmのうち、既に3kmを航行している。

今回の目的は、気候変動に直面するサンゴ礁の生物多様性の調査。世界最大の大洋を7カ月にわたり航海するなかで、タラ号は多くのサンゴ礁を観察し、サンプルを採取。最初の分析結果から、サンゴ礁が地球温暖化によりかなりのダメージを受けていることが明らかになっているという。

日本ではまず218日に福岡に寄港し、その後、尾道、神戸、名古屋、横浜、東京など、計9拠点に一般公開寄港する。寄港に際し、数々のイベントを各地で開催。タラ号の冒険、調査、研究を美しい写真の数々とともに紹介する展示や、サンゴや海洋に関する専門家を招いたシンポジウム、プロジェクトに関わってきたメンバーを講師に迎え、タラ号の活動や研究成果などをお話しし、今後一人ひとりができることを考えていくセミナー。そして、世界中の海を航海してきたこの帆船に乗れる乗船体験も! 環境汚染や地球温暖化など、いま海や地球で何が起こっているのかを知って理解し、環境保護のためにこれから何をすべきか考えるまたとない機会。ぜひ寄港に合わせて足を運んでみて。

イベントの詳細や申し込みはこちらから。

Body of water, Coastal and oceanic landforms, Cloud, Water, Coast, Island, Ocean, Watercraft, Aqua, Horizon,
Tara Pacific mooring in Polynesia © Francois Aurat - Fondation Tara Expeditions

2003年からタラ号をサポートしているアニエスベーからは、タラ号にまつわるイラストをプリントしたTシャツやアニエスベーが撮影した海の写真を転写したアイテム等の特別商品をFEMMEHOMMEENFANTから、限定腕時計をMONTRESから3月上旬に発売予定。またタラ号の使命に共感しサポートする大丸・松坂屋とは、期間限定ストアやトークショーなどさまざまなイベントを共同開催するという。タラ号の日本寄港を機会に、みんなで海への関心を高めよう。

■タラ号の日本寄港予定

福岡 2/18(土)〜2/22(水)博多港中央ふ頭3号寄港

尾道 2/24(金)〜2/28(火)西御所公共岸壁(ONOMICHI U2前)

神戸 3/2(木)〜3/6(月)神戸港 / かもめりあ中突堤中央ターミナル寄港

名古屋 3/8(水)~3/12(日)名古屋港ガーデン埠頭寄港

横浜 3/14(火)〜3/20(月)新港埠頭5号岸壁寄港

東京 3/20(月)〜3/25(土)竹芝小型船桟橋寄港

沖縄 4/16(日)〜4/20(木)北谷フィッシャリーナ寄港

イベント情報や参加申込みは、タラ号公式ホームページまで。

ハースト婦人画報社は、メディア・パートナーとして本プロジェクトを応援しています。