我が子にぴったりの名前を考えるとき、ポップカルチャーや、先祖代々続いてきた伝統など、親ならあらゆるところからヒントを探すはず。
近年、ますます珍しいキラキラネームが登場する中、海外ではどんな名前が注目されているのか? コスモポリタン アメリカ版が、海外で流行るであろう(あるいは流行って欲しいと思っている)名前を(非科学的に)挙げている。
1.ヒゼキヤ/ヘゼカイア(Hezekiah)
メアリー、ジョン、ルーク、エリザベス、サラ、マーク、マシュー、ノア、デイビッドなど、聖書由来の名前は常に王道を走っている。そんな中でも、比較的日の目を見て来なかったものが、浮上しつつある。他に最近人気なものには、マラカイ、ジョサイア、エフライム、デライラ、そしてジュディスなどが挙げられる。
2.シャーロット(Charlotte)
理由はもうご存知のはず。2014年には「人気! 女の子の名前ランキング」の10位にランクインし、2015年6月には英国王妃の娘プリンセス・シャーロットが生まれたことにより、しばらくはランクインも固いだろう。もちろん、お兄ちゃんのジョージも再びトップ200入りしている。
3.ガートルード(Gertrude)
文豪の名も安定のキープを示している。自伝的小説として1960年に発表され、全米で900万部を売り上げるベストセラーとなった『アラバマ物語』(原題:To Kill A Mockingbird)の著者名であるハーパー(や登場人物のアティカス)が最も人気を誇る。しかし、ルイザ、ルーシー、ウィラ、エマーソン、フィッツジェラルド、ヒューゴー、マーロウ、ベケット、ラングストンもすぐ後を追う。ならばお次は、アメリカの誇る詩人ガートルード・スタインの番かもしれない。
4.ユーリディス(Eurydice)
神話を由来とする名前も人気を保ってきた。アテネ、アイアス、アポロ、グリフィン、リアノン、パックス、トール、ロキに再来の兆しがある今、ユーリディスだってきっとあり。
5.レミ(Remi)
ソフィーやマデリンは飽きたけど、フランスびいきの名前は好きという人は多い。それに、レミなら性別だって問わないそう。米ドラマ『スキャンダル』の女優ベラミー・ヤングもそのフランス由来の芸名が人気を博しているとか。男の子ならカボット、ヘンリ、ルーク、オリビエ、ベールも安定の候補。
6.デボラ(Deborah)
おじいちゃん、おばあちゃんの名前にちなんで我が子を名付けるのも理想的。ご先祖様を敬い、一緒に住んでいるわけでもないなら名前がかぶっても混乱を招くことなし。1960年代のベビーブーム時代に流行ったデボラをはじめ、カレン、リンダ、シンシア、スーザンは再び未来を担う名前になるかも。男の子なら、マーク、ギャリー、グレン、アラン、ダグラスが再来なるか。
7.セオドア(Theodore)
1960年代まで遡ってもまだ足りないなら、今も根強い超旧式な名前のトレンドだって続くことも大いにあり得る。セオドア以外には、ファニー、エディス、ビリー、アデレイド、ヘンリー、フローレンス、ヘーゼル、イヴリン、イモジェン、ベリル、オーティス、ランダル、ウォルターなど。
8.レイア(Leia)
1980年代以降、『スター・ウォーズ』ネームの人気もゆっくりだが確実にランキングを上り続けている。現在は509位で、2015年12月に最新作が公開されたことにより、この"みんな大好き銀河系ヒロイン"の名前は再び右肩あがりになるだろう。もしかしたら、ハンもリスト入りするかも?
9.ケール(Kale)
2014年に米テレビ番組『The Bachelor(原題)』で、ケールという名前の息子がいることで注目を浴びた女性出演者がいたが、食材や植物由来の名前はそう珍しいものじゃない。例えば、ローズマリーやホリー(柊)は常に人気だし、他にもセージやメープルの波も確実に来ている。
10.イケル(Iker)
サッカースペイン代表のイケル・カシージャス以来、「人気! 男の子の名前ランキング」のトップ300入りをしている。ヒスパニック系の名前の人気はイケルに留まらず、ディエゴ、ノア、ソフィア、ルナ、ヴァレンティーナ、ハビエル、クルツ、そしてイザベラなどが、あらゆる国に生まれる我が子に名付けられている。
11.女の子ならエマ(Emma)、男の子ならリアム(Liam)
数年は、ここらの超王道が上位を牛耳り続けるはず。オリビア、エイデン、アヴァ、ソフィア、ミア、メイソン、ノア、ジェイコブ、イーサンなども同じく。1985年がジェシカやジャスティンだらけだったように、2015年は上記の彼/彼女らの名前で溢れていたから。
※この翻訳は、抄訳です。