「パリは世界で1番ロマンティックな街」と目を輝かせて語るパリジェンヌたち。今回は、そんな3人のパリのit girlたちに密着! クリエイティブな彼女たちがパリを愛する理由を探るため、お気に入りのスポットや過ごし方をリサーチしました。
こだわりを持って自分らしく輝く彼女たちにインスピレーションを与える最旬スポットを、チェック!
エリーズ(26)の場合
メイド・イン・パリのファッションブランド「Elise Chalmin」を展開し、デザインを手掛けるエリーズ。クリエイティブで弾けるような笑顔がキュート。そんな彼女のパワーの源となるスポットとは?
Q.パリを愛する理由を教えて!
私はパリの春が大好き。陽光を浴びた木々の緑がキラキラと輝いている街を歩いていると、単純に幸せな気持ちになるの。それに、大都会だけど日帰りで車に乗って海にも行けるし、田舎の空気を吸いに行くことができるところも、この街が住みやすい理由だと思う。
<パーフェクトな1日の過ごし方 in パリ>
AM8:00 彼とベッドで朝食♡
私の部屋は日当たりがよくて、朝は窓から差し込む太陽の光で起きることができるの。Tシャツとジーンズに着替えたら、下の階にあるブロンジェリー(パン屋)へ。クロワッサン1個とパン・オ・ショコラを2個買って、部屋へ戻ったら紅茶を用意。甘いサプライズで彼を起こして、一緒にベッドで朝食を♡ 時間が来たら、シャワーを浴びて準備!
AM10:00自転車に乗ってサン=ドニ通りへ
まずは、自宅でメールのやり取りやサイトの管理などのデスクワークからスタート。その後は服を創るための素材を探すため、自転車に乗ってサン=ドニ通りのお店巡り。
PM12:00 テラス席でランチタイム!
テラス席でのランチタイムは1日の中でも幸せな時間♡ お気に入りのレストランは、新鮮なセビチェ(南米ペルーの伝統料理。魚介類のマリネ)が美味しい「La Cevicheria,」や、パリ10区にある「ホテル・グラン・アムール(Hôtel Grand Amour)」のレストラン。このホテルにあるレストランはランチタイムには混み合うんだけど、パストラミのサンドイッチが美味しいの!
PM6:00 エキサイティングな夜に向けて身支度
女友達との夜遊びが大好き! 私のスタイルは基本「エフォートレス」で、夜の身支度はシルク素材のシャツにジーンズを合わせ、エスパドリーユを履くだけ。そして仕上げに、ファム・ファタール「カルメン」を連想させるような情熱的な赤リップを塗ったら、これから始まる夜の冒険への準備は万端!
PM8:00 お気に入りのレストランでディナー
パリで一番本格的なナポリ風ピザを食べるなら、「Da Graziella」。伝統的なタイルで装飾された店内や、毎日飾られる季節の花など、インテリアもお気に入り。もし軽くディナーを済ませたいときは、「Vivant」。マルシェから毎日、旬の野菜を仕入れているからメニューが日によって違う。季節の食材を使ったパスタはどれも絶品!
PM11:00 クリエイティブ業界の人々が集まるクラブへ
金曜の夜は、ディナーの後に顔見知りや友達たちが集まる場所「Silencio」へ。デヴィッド・リンチがデザインを手掛けたクラブで、ゴールドの内装に迷路のような空間。ダンスフロアやバーだけじゃなく、ライブラリーやスクリーニングルームもあって、クリエイティブ業界の人たちが集まるの。
<パーフェクトな1日の過ごし方 in パリ>
AM9:00 パリシックなホテルで至福の朝食
朝起きたら、白のTシャツにLevisのデニムに着替え、シャネルの香水「1932」をまとって身支度は完成。準備ができたら自転車に乗って、モンマルトルへ。そして、シックでロマンティックな雰囲気のホテル「Hôtel Particulier」で、朝食を。オープンエアで静かな空間のなか、日差しを浴びながら読書をするのは至福の時間♡
AM11:00 サンマルタン運河沿いで朝の散歩
映画「アメリ」でも有名になったサンマルタン運河。この運河沿いを歩くのに、1日のうちで一番美しいのが、朝の11時頃。このコースを歩いていると、不思議と心が落ち着くの。
AM11:30 お気に入りのDVDショップに寄り道
サンマルタン運河沿いの散歩コースで立ち寄るのが、DVDショップ「Potemkine」。店員さんも映画を心から愛している人たちで、今まで知らなかった素敵な映画と必ず出合える場所。コーヒーが飲めるスペースもあって、映画好きなら何時間も過ごせてしまう!
PM1:00 歴史あるマルシェでランチ
1615年に建てられたパリで一番古いマルシェ「マルシェ・デ・ザンファンルージュ(Marchédes enfants rouge)」は、生鮮食品が売られている隣に、イタリアン、モロッコ料理、日本食などの屋台が並んでいるの。マレ地区の中心地で、その日の気分にあった料理を食べるのは気持ちがいい! どの屋台の料理も美味しくて、きっとこの市場には特別な伝統や精神が根付いていると思うの。
PM3:00 老舗画材店をチェック
19世紀から続く老舗の画材店「Sennelier」へ。高品質の画材が揃っていて、私にとってはパラダイスのような空間! 新しいアイテムを購入したら、さっそく絵を描きにセーヌ川に行くの。
PM4:00 お気に入りのカフェでティータイム&デッサン
数年前に私の作品の展示会を開いてくれた「ホテル・グラン・アムール(Hôtel Grand Amour)」。このホテルにあるレストランで、自家製ケーキを食べながら、何時間もデッサンを描くのがお気に入りの時間。周囲の席から聞こえてくるおしゃべりの声が居心地よくて、それが私にとってすごく集中できる場の。
PM6:00インスピレーションを求めてギャラリーへ
コンテンポラリーアートのギャラリー「Ground Effect」は、いつ訪れても素敵な展示がされているから、よく足を運ぶ場所。オーナーもユーモアのセンスが溢れる人で、いつも楽しい時間を過ごせるの。
PM7:00 カフェで友達とアペリティフ
パリ東駅のすぐ近くにある、建築に関する公共施設「Maison de l'Architecture」。この歴史ある建物の中にあるカフェ「Café A」で、友達とトーク。中庭は家にいるようにリラックスできる空間で、日が沈むまで日光を浴びるのが気持ちいいの。
PM11:00 公園の中のレストランでダンスタイム!
パリ19区のビュット・ショーモン公園の中にあるレストラン「Pavillon Puebla」。一度中に入ると、すべて現実を忘れてしまうような空間。特にテラスは木々に囲まれていて、良い雰囲気。レストランだけじゃなく、深夜まで踊ることができるの!
プルーン(21)の場合
女優になることを夢に、舞台や映画の勉強をしている学生のプルーン。その傍ら、モデルとしても活動する彼女がトレンディな最新アドレスを教えてくれました♡
Q.パリを愛する理由を教えて!
ビジネス面などのモダンな要素と、ロマンティックなカルチャーや精神が混在しているところは、世界でも珍しいと思う!
<パーフェクトな1日の過ごし方 in パリ>
AM9:00 ブローニュの森へランニング!
朝起きたら、まずコーヒーを一杯。その後はランニングウェアに着替えて、パリ16区にあるブローニュの森でジョギング! この大きな公園の敷地内にはルイ・ヴィトン財団の美術館『フォンダシオン・ルイ・ヴィトン』や、遊園地、世界で美しいと言われるロンシャン競馬場、バラ園もあって、朝から美しいコースを走れて、清々しい気持ちになる。
PM12:00 フレッシュな食材を使用したブランチ
週末は、リピュブリック広場からも近い『Paper Boy』でブランチ! 白を基調としたインテリアのなか、フレッシュな食材を使用したホームメイドのアメリカンレシピが味わえる。ジョギングでお腹がすいた後に、ここに来ると「幸せ♡」と感じるの。
PM2:00 マレ地区でヴィンテージハント
お腹がいっぱいになった後は、ショッピングへ! オシャレなブティックやレストランが集結するエリア、マレ地区を散策。ヴィンテージショップが並ぶストリートに1軒1軒立ち寄って、〝お宝″との出会いを求めるのが楽しい♡
PM4:00 お気に入りの絵を鑑賞しに美術館へ!
マレ地区から少し歩くと、目に飛び込んでくる斬新な建物「ポンピドゥー・センター」。近現代美術が展示されているこの美術館では、期間限定の展示もあるから、定期的に足を運ぶわ。常設展示されているカディンスキー(ロシア出身の画家)の絵は、何度見ても感動。
PM7:00 セーヌ川を眺めながらアペリティフ
セーヌ川に浮かぶ、グランド・ジャッド島。この島にあるレストラン「Les pieds dans l'EAU」のテラス席ではセーヌ川を眺めながらアペリティフを飲むことができて、友達とガールズトークをするのに最適。レストランを出た後は、ブローニュの森の木の下で、夜のピクニックをするのが定番!