今年も残すところあとわずか。結婚、テロ、不祥事…2017年、世間を大いに騒がせたあんなニュースやこんなトピックを、ここでまとめて振り返り! あなたの脳裏に焼き付いているのは、どんな話題?
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流血沙汰まで! ユナイテッド航空の相次ぐ不祥事
今年立て続けに起こった、ユナイテッド航空による不祥事。4月、シカゴのオヘア空港で、ユナイテッド航空3411便から、着席済みの男性客が空港警察に強制的に引きずり降ろされるという事件が勃発。口から血を流しつつ引きずられていく彼を乗客が撮影したショッキングな動画が、世界中を駆け巡った。理由はなんと「ユナイテッドの社員4名を中継地に送るため」。3名の乗客はユナイテッド側からの交渉に応じたものの、この男性は応じなかったことから、むりやり降ろされてしまったのだそう。さらにこの前月には、10代の少女たちがレギンスを着用していたことで搭乗手続きを拒否されるという事件でも炎上しており、「今後ユナイテッドを利用しない」と宣言する人が続出。
世界が中毒!? インスタグラム&インスタ映え
日本でも「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれるなど、もはや知らない人はいないインスタグラム。今年は月間アクティブアカウント数が8億を突破したり、「ストーリー」機能がローンチされて1年を迎えたり、最近ではハッシュタグをフォローできるようになるなど、インスタが生活の一部といえるほどになっている人も多いはず。ただし"インスタ映え"のために食べ物を粗末に扱ったり、「SNSのなかでもっとも若者の心に悪影響を与える」という報告書が発表されたりする面も。ちなみに今年日本でもっとも人気だったハッシュタグは「#猫」「#ねこ」で、スポットは東京ディズニーリゾートだったそう。
発端はハーヴェイ・ワインスタイン、業界にのさばる"汚物"
10月、『ニューヨーク・タイムズ』紙がスクープした、超大物映画プロデューサー ハーヴェイ・ワインスタインの長年におよぶ卑劣なセクハラ行為。ハリウッドを中心に世界を激震させたこの事件をきっかけに、多くの被害者が沈黙を破って声をあげ、ケヴィン・スペイシーやウディ・アレン、テリー・リチャードソンらそのほかのセクハラ加害者が次々と明らかに。ハッシュタグ「#MeToo」が社会現象となり、『タイム』誌はセクハラを告発した人々を今年の顔として選出した。ユマ・サーマンなどはこれから大きな告発を控えているようだし、この一連の騒動、まだまだ続きがありそう。