3月にアメリカ・ノースカロライナ州が、出生時の性に基づいてトイレを使用することを法制化。これに対し、アメリカで最も影響力があると言われるNGO団体の1つ、ACLU(アメリカ自由人権協会)は猛反発! LGBT権利団体のLamba Legalとともに州を相手取り、訴えを起こす事態にまで発展。また、政府もこの法案に対して厳しい姿勢を見せている様子。

トランスジェンダーを巡っては、法的にも変化の兆しが顕著なアメリカ社会において、ノースカロライナ州のこの決定は差別を公認し、せっかくの法的進展を後退させるのではないかとの懸念が多く、「アメリカの恥」と評する批評家までもいるそう。

コスモポリタン イギリス版によると、そんな最中ジョージア州の大手スーパーマーケットの貼り紙が話題に。とある店舗が、トイレを男性用、女性用と分けるのでなく、「ユニセックス」で利用できるようにしたところ、店の客の1人がその張り紙を自身のFacebookでシェア。すると、その投稿はその後8万人以上に「いいね」され、12万を超える人々がさらなるシェアをしたのだとか。

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ユニセックストイレを案内する貼り紙によると…

「さまざまなお客様のニーズにお応えするため、ユニセックストイレという形態を取りました。

小さな娘さんをお連れのお父様。

小さな息子さんをお連れのお母様。

障害を持ったお子様をお連れの親御様。

LGBTのお客様。

介助が必要なお客様。

全てのお客様の安全をお守りするために、

みなさまのご理解とご協力を宜しくお願いします」

SNS上の反応を見れば、多くの市民がこの貼り紙に賛同しているのは明らか。

ノースカロライナ州のロイ・クーパー司法長官でさえ、「州政府の決定は、合衆国憲法に違反している」と述べ、「トイレ法」の合憲性について疑問を呈しているそう。

トランスジェンダーの人権、権利をめぐってはますます議論が過熱していくもよう。日本でも近年ようやく本格化し始めたLGBTへの取り組み。近い将来、同じような議論が巻き起こるかもしれません。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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