日本だけでなく、世界中で社会問題となっているセクシャル・ハラスメント(性的嫌がらせ)。コスモポリタン イギリス版では、昔に比べて女性の社会進出がめざましくなった今も、セクハラを受ける被害者が多いことを示す衝撃的な数字を紹介。

イギリスの世論調査会社<YouGov>のリサーチによると、18歳から24歳までの女性の実に85%が、異性からの好奇の目にさらされたり、嫌がらせを受けた経験があるんだとか。

問題なのは、こうした嫌がらせを受けること(つまりセクハラ)が日常化している現実。男性の中には、女性を"もの"として見たり、扱ってもいいんだと思ったりしている人もいるということ。

このほか、<End Violence Against Women Coalition(女性への暴力撲滅を目指す団体)>の調査では同年代の女性グループの45%が、(痴漢など)自分が望まない性的な接触を経験していることも判明。これってかなり衝撃的な数字では?

他にも、女性の25%(4人に1人)が、16歳になるまでに性的な接触や嫌がらせを受けていることが明らかに。これもすごく恐ろしい結果。自分の娘が自分の知らないところでこんな経験をしていると知ったら、親だったらいてもたってもいられないはず。

現代に生きる私たち女性にとって、無礼で、ときに暴力的な異性の行動が"よくあるケース"になってしまっているのは危惧すべきこと。結果、女性へのセクハラを訴える行動を通じて、それがいかに"受け入れられないもの"なのかをアピールする必要が増えている。

ニューヨークでは街中を歩く女性がセクハラ発言やヤジを浴びるビデオを公開したり、イギリスでも公共の交通機関での性的嫌がらせを撲滅するキャンペーンが展開されているのだとか。

街中での口笛やヤジといったささいな行動であっても、このようにセクハラに対して自分たちが声をあげていかないと、私たちよりも若い世代の人たちは「性的嫌がらせは"よくあることだから仕方ない"」と思ってしまう危険性が。

女性へのセクハラは、昔からの価値観(または思いこみ)によることも多いらしく、学齢期の男女を対象にした教育をすることで、セクハラは良くないという認識ができ、被害に遭う女性(または男性)が減るかもしれないと期待されているのだそう。

上記の数字はあくまでもイギリスの結果だけど、日本の女性もひとごとではないはず。セクハラには毅然とした態度で対処することが大切です。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

COSMOPOLITAN UK