<コスモポリタン アメリカ版>によると、イギリスの新しい研究で、トランスジェンダーを自認する人々435人に職場で差別をされたことがあるかと聞いたところ、実に60%が「ある」と答えたのだとか。

回答者は、差別の38%が同僚からで、25%が管理者側、そして29%が面接のときだったと述べているそう。トランスジェンダーとは、出生時に割り当てられた体の性別が自認する性別と一致しない人だけでなく、性自認が男性・女性に当てはまらない「Xジェンダー」なども含まれていることを研究者は補足しています。

さらに驚くのは、被調査者の36%が職場であまりに疎外感を覚えため「仕事を辞めざるをえなかった」こと21%が、その間に「人事部から何もサポートを受けられなかったと感じている」こと、そして53%が、自分がトランスジェンダーであることを同僚に隠す必要性を感じていたという事実。

トランスジェンダー活動家のフォックス・フィッシャーは、LGBTQ+向けニュースサイト<ピンクニュース>に対してこう語っています。

「トランスジェンダーの人々にとっては、職場にとどまるのも職を探すのも、悪夢になりうることなのです。多くの雇用者は私たちの権利について無知だし、私たちは不安定な立場に立たされることが多い。皮肉なのは、トランスジェンダーの人々にも、ものすごく賢くて働く意欲のある人がとても多いということです」

上記のレポートはイギリスによるものですが、私たちもお互いを受け入れることのできるやさしい社会をつくりたいものですね。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation: mayuko akimoto
COSMOPOLITAN US