他人の行動を無責任に批判する場面はネット上で多く見られるけれど、今回はママ批判に曝されたある母親の事例を<redbook>からご紹介。

ブレアナ・マリーさんはネットに娘の写真を投稿した時、まさか自分がオンライン論争に巻き込まれるとは思いもしなかったそう。ブレアナさんが3歳の娘のエラちゃんと、友人の息子であり、5歳のサリバン君の「結婚式風の撮影会 」をしようと決めたことが事の発端。いつも一緒に遊ぶ仲良しのふたりの、無邪気で可愛らしい撮影会をしようと思いついて、結婚式をテーマにしてはどうかとサリバン君のママに持ち掛けると、彼女も「あら、やってみましょうよ」とノリノリだったとか。

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ブレアナさんがフェイスブックに写真を投稿すると、どんどんシェアされていき、やがてそれが思わぬ方向に。「投稿初日はポジティブに捉えてくれた人が大半でした。しかし2日目、3日目になると、何だかネガティブな意見がでてきたんです」。

その頃には <ABC News>ようなメディアも注目し始めて、投稿が注目を浴びれば浴びるほど、ブレアナさんへの批判は残酷なまでに高まっていったそう。

幼児結婚を奨励しているという、見当違いな批判までされました。このことでお金なんてまったくもらっていないし、むしろ撮影費用を払ってやったことなんですが、お金のために子どもを性的に利用していると非難する人も。児童ポルノを奨励しているとまで言われ、子どもの虐待を調査する機関、チャイルド・プロテクション・サービス(CPS)に通報しようとした人もいました。私が小児性愛者だから調べたほうがいいという人まで現われたんです」

ブレアナさんは、不思議な気持ちに捉われながら非難の嵐を受けていたそう。「こんなことをして何になるのかしらと思ったわ。私は子どもを深く愛しているし、母親として誇らしい気持ちでいっぱいなの。子どものあらゆる瞬間を記録しておきたいと思ってる。あんなに楽しかった撮影が、こんなに非難されることになるなんて」。

批判が殺到した写真のひとつは子どもたちのアイデアで撮ったものだそう。「サリバン君が撮影のために指輪があったらいいなとママに言ったの。撮影をはじめるやいなや、彼は片膝をついて指輪をエラの指にはめてあげた。するとエラは誰に言われたわけでもなくサリバン君に自分からキスしたの。私の家族にとってキスなんて日常茶飯事の愛情表現だから、エラは大好きなボーイフレンドに愛情を示しただけ。みだらな気持ちなんか何一つないわ、無邪気そのものよ」と、その時の写真に寄せられた批判に対して、ブレアナさんは怒りを込めてコメント。

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ネット上の批判は2、3日もすれば他の標的 に移るものだとわかっていても、ブレアナさんにとっては何の慰めにもならなかったそう。「10年後、エラがもし自分の名前を検索したりしたとき、こんなコメントを絶対に目にしてほしくないなと思うの。ネット上のいじめは、短期間で終わるものではなく、長期にわたってずっと人に影響をもたらしてしまうものだわ」と、ブレアナさん。

一方で彼女は、前に向かって進むしかないとも考えているそう。「批判に耳を貸さないことにしたの。単に必要ないことだと思ったから。誰にでも自分の意見を自由に表現する権利があるとはいえ、今回はその対象に置かれているのが子どもだということを尊重するべきだと思うんです。気に入らない記事を目にしたら、読まなければいいだけ。スルーしてスクロールし続ければいいだけのはず」。

ネット上のいじめや炎上は日々話題になっていますが、そのひと言によって、未来にも深く傷つく誰かがいるかもしれない…そのことを念頭に置き、書き込みやコメントをするときは、慎重になりたいですね。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: 西山佑 (Office Miyazaki Inc.)

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