親の教育の押し付け、というのはよくある話だが、これはかなり衝撃的。

ミスコンに出場するティーンの娘をよりスリムにしようと、母親が「サナダムシ」を食べさせていたという仰天ニュースをコスモポリタン イギリス版よりお届け。

アメリカのテレビ番組『Untold Stories of the ER』(緊急医療の現場で実際に起こった事件をドラマ形式で紹介する番組)で放送された内容によると、とある救急病院に、10代の女の子が搬送されたらしい。お腹が不自然に膨れていて、ひどく痛がっている様子だったという。

看護師のマリカーさんは、最初は妊娠しているんだと思ったそう。ところが、超音波で検査してみて、原因は別にあることが判明。次の瞬間、女の子はトイレに駆け込んで絶叫し…。

マリカーさんの証言によると

「それはそれは見るに堪えなかったわ。娘さん、サナダムシ全てを体外に出さなければならなかったんだけど、中にはすごく大きいサナダムシもいて、便器から出ようとしてニョロニョロ動いているの」

女の子の母親は、すぐに自分の責任だと認めて、その場で青ざめていたそう。「コンテストのために娘がもっと痩せてキレイになりたいと言うから、"手助け"した」と語っていたらしい。

でも、娘に気づかれずどうやってサナダムシを食べさせていたのか?

実は…、成長したサナダムシを食べさせていたのではなく、サナダムシの卵が入った錠剤を飲ませていたらしい。

娘さんのお腹の中では、錠剤に入った卵が孵化。おびただしい数のサナダムシに成長して、消化機能を邪魔するまでになってしまったとか。この恐ろしい寄生虫は2.5センチから、大きいものだと23メートルにもなるそう! そして人間の体に寄生すると、20年も生きられるらしい。娘さん、手遅れになる前に寄生虫を追い出せて本当によかった。

さて、この母親が行ったダイエット法、果たして医学的根拠はあるのだろうか? 医師のドーア氏はこう述べている。

「このような行き過ぎたダイエットを、そのリスクを理解せずに行う人がいますが、本当に危険です。サナダムシダイエットは言語道断。仮にサナダムシを1匹寄生させたところで、体重に変化はないでしょう。しかし、健康に及ぼす影響は計り知れません」

もしもこの番組で紹介された内容が事実なら、本当に悲しい話だ。外見の良し悪しに支配された世の中なんて、健全ではない。それにここまでして手に入れた「美しさ」に価値があるとは、到底思えない。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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