今、私達の多くが頼っているピル(経口避妊薬)。その開発者が、なんと2050年までに全ての人がセックスはセックスとして楽しみ、出産はIVF(凍結胚移植、体外受精の手法の1つ)でするようになると言っている。

避妊ピルの開発で功績を残しているカール・ジェラッシ教授は、イギリスのニュースサイト<The Sunday Telegraph>のインタビューで「今後は、避妊ピルも廃れていくだろうね。なぜなら男性も女性も若いうちにそれぞれの卵子と精子を冷凍保存し、その後、避妊手術を受けるようになるだろうから」と答えたそう。

さらに「将来IVFを選ぶ女性の大多数は、社会にとって重要なエンジンになるだろう。卵子を冷凍保存している彼女たちは、妊娠を遅らせることもできるから」とのこと。

「20代の女性がまずIVFというアプローチを選択し始めるだろうね。専門家の判断のもと、より自由で、妊娠・出産に縛られない人生を歩むために。 もしくは、まだ人生のパートナーに出会えていない人や、加齢による不妊に悩んでいる人にも、1つの新しい選択肢になるんじゃないかな」

ちなみに、日本産科婦人科学会 が報告した 2012年度のIVFを含めた体外受精の臨床成績によると、2012年に約32万6千回の体外受精が行われ、3万7,953人の子どもが生まれているみたい。同年の総出産数と比較すると、なんと"約27人に1人"の割合で体外受精児なんだって!

一方、アメリカでは、同年、約17万6千回の体外受精が行われ、6万1,740人の新生児が誕生。総出産数と比較した割合は"約66人に1人"。

成功率の違いは手法や体質の違いによるところもあるみたいだけど、実は意外にも日本の体外受精実施数は世界の中でも多い方みたい。

もしかしたら今後の人生に新しい選択をもたらしてくれるかもしれない。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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