13日の金曜日と聞いてシリーズ物のホラー映画連想する人は多いはず。この迷信の由来についてははっきりと知られていないものの、コスモポリタン イギリス版によると、friggatriskaidekaphobiaまたはparaskevidekatriaphobiaという、13日の金曜日恐怖症を意味する単語まで存在するのだとか。

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偶数の12と比べると13という数字は馴染みが薄く(1年は12カ月で、1日は24時間12には馴染みがあるものの)、不規則であることから、この日が不吉であることを示す多くの説が存在しているそう。

また、ほかの説としてはゴールドスミス大学で心理学を教えるクリストファー・フレンチ氏は以下のように語っている。

「金曜日と数字の13が不吉であるという概念は、2つの組み合わせがとりわけ不吉であるとみなされるはるか以前から存在していましたそうなったのはビクトリア朝後期のことです」

「金曜日が不吉である由来を知る人はいませんが、(実際には不正確であるにもかかわらず)最後の晩餐が金曜日に催されたということが広く信じられているからだと思われています。同様に、その場には
13人の人物がいたので、13という数字が不吉とみなされるようになったと信じている人もいます」

キリストが磔刑に処せられた聖金曜日の前の晩に催された最後の晩餐ではキリストを含めて13人の人がいたから、という説。そのため、金曜日は不吉な日、そして数字の13はとりわけ縁起が悪いとみなされるようになったのだとか。

ちなみに、欧米に住む人口の約10パーセントは13日の金曜日を恐れており、それが実生活にまで影響をおよぼしているのだとか。

例えばホテルには13階がなく、12階の上が14階になっており、住所に13がつくことがほとんどないことは周知の事実。<ブルームバーグによると、マンハッタンにある13階建てのアパートの中で、13という数字を使っている割合は10パーセント以下だという。これはイギリスでも同様なのだとか。

また、聖書に基づき、13人の人が丸いテーブルを囲むことは不吉だと広く信じられている一方、13日に結婚するのを避ける人もいる(逆に、この日を選んで結婚式をすると安くできるという一面も)。

ちなみに、過去50年を振り返ると、アンデス山脈での飛行機墜落事故、バングラデシュでの大竜巻、少年が13時13分に稲妻に打たれた事故などが13日の金曜日に発生している。

ただし、専門家たちは、13日の金曜日がそれ以外の日と比べてより危険であることを示すデータは存在しないと言う。

「迷信深い人たちはこの日に起こった不幸な事件に敏感になり、より鮮明に記憶している傾向があります」

要するに、この日は日本人にとっての仏滅のようなものだと考えるとかりやすいかも。ところであなたは、単なる欧米での迷信だと片付けられる?

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK