酷い…「ネットいじめ」は被害者が死んでも終わらない?

世界にはびこる「サイバーブリー」の現実とは?

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ネット上でのいじめ、「サイバーブリー」の問題が世界で深刻化する中、コスモポリタン アメリカ版から驚くべきニュースが。

記事で取り上げられていたのは、ネットいじめが、被害者が亡くなってからも続いていたという恐ろしい実態。

アメリカ在住のブランディ・ヴェラさん(18歳)が自らの命を絶ったのは、201611月のこと。ブランディさんは生前、執拗なネットいじめの被害にあっていたという。彼女は家族の前で命を断つ直前に、家族に向けてこんなメールを送っていた。

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「みんなを愛してるわ、それだけはどうか覚えていて。こんなことになってしまった私を、どうか許して」

<CNN>の報告によると、ブランディさんを亡くした悲しみに打ちひしがれ心の傷に向き合っている間、彼女が受けたようなネット上の嫌がらせを、今度は遺族が受けることに。

ブランディさんの葬儀の2日後、誰かが彼女の名前でFacebookページを作成。最初にそれを見た人達は、ブランディさんを悼むページだと思い、彼女への哀悼の意を寄せたという。ところが、数分でそれが一変。「ついに死んだのか」「弱虫め!」「もっと早く自殺してればよかったのに」という、悪質なコメントが次から次へと書き込まれていった。ブランディさんの顔の部分に豚の顔をコラージュした画像を投稿した者もいた。

家族はFacebookに苦情を提出し、そのページを含む、同様のページは削除されたという。

しかし彼女の父親ラウルさんはニュースサイト<KHOU>に「これで私の家族の悲劇は終わった、と思いましたが、それは違いました」と語る。「私は、やっと娘がどんな経験をしたのかわかったのです。単に1つの問題を封じてそこから歩み去ればいい、という簡単なものではなかったんです」。

この偽Facebookページでのいじめは、ブランディさんが生前に受けたいじめの手口に酷似していたという。偽のFacebookページを作って、ブランディさんを侮辱するコメントを送る。彼女を「デブで不細工」と呼ぶ。それのみならず、ブランディさんの本物の電話番号と名前を使って彼女の偽アカウントを作り、違法ドラッグを売ろうとした者までいた。ブランディさんは電話番号を変え、ハランスメントとして報告したが、執拗な嫌がらせは終わらなかった…。

テキサス市警のジョー・スタントン警部は「私たちは引き続きヴェラ氏から報告されたケースについて調査を続けていますが、今のところ容疑者の手がかりは何1つ確定していません」と<CNN>にコメント。ブランディさんの家族は調査を続ける意向で、ラウルさんは地元の法律家と共に、オンラインで嫌がらせを行う人々の匿名が暴かれるように働きかけをしていくつもりだという。

ネットでのコミュミケーションが普及している現代社会で、今後オンラインでの執拗な嫌がらせや悪質ないじめはすぐには無くならないかもしれない。でも決してオンラインでのいじめを甘く見ず、1人で悩まずに友人や家族や専門家、警察のヘルプラインに相談することが、自分の身を守るために大切だと覚えておいてほしい。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:山下 英子

COSMOPOLITAN US

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