現地時間1月21日、米首都ワシントンD.C.をはじめとした世界約60カ国、156都市で開催された(東京でも20日に開催されていた)のが、世界史上大規模のデモ『ウーマンズ・マーチ』。
デモを主催する国際組織「ウーマンズ・マーチ・グローバル」が掲げる4つの目標「H.E.R.S.(Health=健康、Economic security=経済的安定、Representation=女性の代表を増やす、Safety=安全な環境)」を唱える女性たち、そして人間の平等性や多様性の広まりにたいする差別撤廃を訴えるために行われたこのデモは、前日に第45代米国大統領に就任した共和党ドナルド・トランプ氏に対する抗議運動とも言われ、100万人以上の参加者が集まった。
この大々的な抗議デモには、大勢のセレブたちも姿も見せ、スピーチやパフォーマンスを披露。その中でも、マドンナのスピーチが過激だと話題に。
「愛の革命へようこそ」
と大勢の参加者を前にステージに登場したマドンナ。パワフルな演説が始まり、参加者からは大きな歓声! 戦う女性の1人として、マドンナはこのようなメッセージを贈った。
独占的な新時代を受け入れることに、女性として拒否するため、反抗するの。女性だけでなく、社会から取り残されてしまった、たくさんの人々が危機にさらされているわ。個々のユニークさが犯罪だと見なされてしまう時代なのよ。この暗闇から、私たちは目を覚ましたのです!
善は最後に勝つ。今日が始まりの日。革命はここから始まるのよ!
絶望に陥ってはいけないわ。お互いに愛し合わなければ、私たちは死んでしまう。だから、私は愛を選ぶ!
と呼びかけ、参加者と合唱! ステージを大いに盛り上げるスピーチとなった。
この模様は、CNNニュースなどから生中継。
このデモ行進を無意味だと主張する中傷者なんて、クソくらえ!
怒っていますよ、私。何度も『ホワイトハウス』を爆発しようかと考えたほどにね。したところで何も変わらないけれど
とマドンナのスピーチはエスカレートし、放送禁止用語を連発。
結果的に中断切り替えとなってしまったものの、彼女が訴えたかったのは怒りではなく、集まった人たち「愛」のある選択をしてもらうこと。
人一倍パワフルなメッセージを贈ったマドンナは、スピーチ後に、自身のinstagramにも投稿。
暴力的な人間でもないし、暴力を促進するつもりもないわ。私が訴えたかったのは、皆と『愛』を選ぶこと。
その他、アリシア・キーズ、スカーレット・ヨハンソン、アリアナ・グランデなど、多くのセレブがマドンナと共に各地で「ウーマンズ・マーチ」を応援。
【アリシア・キーズ】
【スカーレット・ヨハンソン】
【エマ・ワトソン】
【マイリー・サイラス】
【アリアナ・グランデ】
あくまで、これらは女性が男性と平等になることを訴えた活動。これからこのデモが後押しし、より女性が活躍できる社会になることを願うばかり。