12日未明(現地時間)アメリカのオーランドにある同性愛者向けのナイトクラブ「パルス」で少なくとも50人が死亡し53人が負傷した銃乱射事件が起きた。アメリカで史上最悪の銃撃事件となった。
ISが「IS戦闘員が実行した」と犯行声明を出しているため、ISによる犯行だと見られている。また、加害者はテロの監視リストに載っていたそう。
同性愛者を狙った凶悪な犯罪に、アメリカのセレブの悲しみと怒りのメッセージが止まらない。
多くが「#PrayForOrlando」のハッシュタグやLGBTの権利を象徴するレインボーフラッグとともにコメントしている。
・レディー・ガガ
「プライドを持って強く生きて。そのプライドはあなたのものよ。愛の反対はヘイト。私は今日のLGBTQの苦しみに哀悼の意を表します。銃規制とkindness(思いやり)に対する意識が変わることを願っています。悪に直面しているときこそ協力し合い、励まし合いましょう。私たちは兄弟、姉妹なのです」
・マイリー・サイラス
「オーランドの銃乱射事件で愛する人を亡くした人々に、愛を捧げます。傷ついた魂や亡くなった人へピースを送ります」
・ジェシー・タイラー
「LGBTの仲間を想い心が痛んでいます。銃規制の議論を再燃させるだけではなく、変化へつながることを祈っています」
・ベハティ・プリンスルー
#guncontrol(銃規制) 「悲しみに満ちている」
・ジェームズ・フランコ
・カーリー・レイ・ジェプセン
・ヴァネッサ・ハジェンズ
「どうして世界はこれほどのヘイトで溢れているのか理解ができない。暴力は何も解決しない。愛だけ。でもこの悪魔のようなことは何度も繰り返される。胸が張り裂ける気持ち。被害者やご家族に祈りと愛を捧げます」
・エンリケ・イグレシアス
「#Orlando心が痛い。ひどい暴力の被害者とLGBTQの仲間に愛を送っています。あなたを想い祈っています」
・ハリー・スタイルズ
・マンディ・ムーア
「地元、被害者、家族や友人、LGBTコミュニティを想い胸が張り裂けそうです。罪のない命をどれだけ亡くせば、銃による暴力を止める方法をみんなで考えるのだろうか?」
・レナ・ダナム
「同じ週に起こりました:クリスティーナ・グリミーを想い、悲しんでいます。オーランドにいるLGBTQコミュニティの人々を想い、悲しんでいます。彼らは自分たちのために努力し、作った場所でも安心できない。~(中略)~市民はアメリカに変化を求めている」
レナ・ダナムがコメントしたように、同じオーランドで10日、歌手クリスティーナ・グリミーが射殺されたばかりだった。
クリスティーナの最後のツイートはオーランドでのライブを宣伝する動画だった。
クリスティーナのマネージャーはセレーナ・ゴメスの義理父で、セレーナはクリスティーナにとって良き相談相手だったのだとか。
「私の心は完全に壊れた。さみしいよ、クリスティーナ」
オーディション番組『ザ・ヴォイス』でクリスティーナのコーチを務めたアダム・レヴィーンも射撃事件のニュース直後からコメントし、亡くなったことが伝わると悲しみに暮れた。
「悲しくてショックで、混乱しています。愛してるよグリミー。これを乗り越えられることを強く祈ってます。こんなの不公平だ」
「ベハティと私は非常にショックで、グリミーの死を悲しんでいます。彼女のご家族に心から同情を申し上げます」
こんなに残酷な事件が連続で起こったことに、アメリカのみならず世界中の人々がショックを受けている。ある調査によると、ヒラリー・クリントン派もドナルド・トランプ派も、ミレニアル世代の過半数以上は銃規制に賛成し、約90パーセントの回答者が銃を与える前に身元調査や精神の健康チェックをするべきだと答えている。
このような事件がなくなるように一刻も早い対策が望まれている。