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春の訪れとともに、今年も近所のパン屋さんに桜色をしたフランスパンが並び始めた。紅麹(べにこうじ)を使って焼くというこのフランスパン、とにかく、はっとするほど美しい色をしている。店頭に並ぶといそいそと買うわけだが、私はこの桜色のフランスパンを、トーストするのではなく、スライスしてサンドイッチに使うことが多い。理由は、焼きたてそのままの色が、とてもきれいだから。

そしてこのフランスパンを買ったときに必ず作るのが、今週紹介する蒸し鶏だ。真っ白な蒸し鶏と色鮮やかな野菜を、桜色をしたフランスパンでサンドイッチにする。それだけで弁当箱に詰めて散歩に出たくなってくる。

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さて、作り方であります。まずは鍋にたっぷりの水を入れて火にかける。次に、鶏胸肉に軽く塩胡椒をし、調理に使えるポリ袋(あるいは保存用フリーザーバッグ)に塩胡椒した胸肉を入れ、空気を抜いて口を縛る(バッグを閉じる)。鍋の水が沸騰したら火から下ろし、袋に入れて密閉した状態の胸肉を鍋に入れてきちっと蓋をする。この時使う鍋は、可能な限りホーローや保温性の高いものがいい。なければ鍋をタオルで包んでもいい。とにかく、鍋の中の温度が下がり過ぎない工夫をすることが大切だ。

そのまま1時間程放置し、十分火が通ったところで袋ごと鶏肉を取り出し、その状態のまま冷蔵庫に直行させる。ここが最高のズボラポイントだ。そして、しばらく冷やせばできあがり!

こんなに簡単でいいの?と思う、失敗知らずのレシピだ。鶏肉はしっとりとジューシーで、スライスしてそのまま食べても十分ごちそうになる。新鮮な野菜を添えてもいい。これからの季節、冷えたワインに良く合うのではと思う。おまけに低カロリーなんだから、完璧だ。

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材料 (2人分)

鶏胸肉 1

塩胡椒 適宜

作り方のポイント

鶏肉を入れるお湯は、たっぷり、しっかりと沸騰させて。鶏肉をたくさん入れすぎると温度が下がって上手に火が通りません。肉は必ず解凍してあるものを使いましょう。

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