少しずつではあるけれど、暖かくなってきた。今年の冬は雪が多かったため、必然的に家の中で過ごす時間も長かった。それだけに、この一週間ほどの暖かさは、とてもうれしいものだ。あまり用事はなくとも、外に出て散歩をしたり、庭の掃除をしたり、ちょっとした買い物に出たりしてしまう。そろそろ梅も咲きはじめ、長かった冬も終わりに近づいてきたように思える。

少し暖かくなって、いきなり活動量が上がったのが息子達だ。雪が降り続いた時期は、朝から晩まで勉強もせずに、やれYouTubeだ、パイナポーだと、一日中、のんびり過ぎるほどのんびり過ごしていたが、最近では、時間があれば外で走り回っている。そして、口を開けば、「今日のごはんはなに?」なのだ。この、子供達の言う「ごはん」というのは、「揚げ物」の意味で、とにもかくにも、毎日一度は揚げ物を食べたいお年頃らしい。私なんて、ムシャムシャと食べている息子達の姿を見ているだけで、お腹がいっぱい。いやあ、若いって素晴らしいですね……ということで、今週は、ミンチカツを紹介しようと思う(またもや前置きが長め)。

ミンチ肉に生卵1個と荒く刻んだタマネギを入れ(歯ごたえがいいので、荒く刻むのがおすすめ)、塩胡椒して、粘りが出るまで混ぜる。それを8等分して、成型する。そして、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げる。それだけ!?と言われそうだけど、ハイ、それだけ。

ちょっとした工夫があるとしたら、ミンチは室温ではなく、ある程度冷えていた方が成型しやすいし、揚げるときも扱いやすい。私はパン粉をつけてから、冷蔵庫で30分は冷やすことにしている。これを中火で熱した油で、7分から8分かけて、じっくりと揚げ、中心にもしっかりと火を通す。

成型するときのポイントとしては、あまり厚めにしないということ。特に、中央部分は火が通りにくいので、くぼみをつけておくと、しっかりと火が通ると思う。キャベツの千切りがあるとやっぱりおいしいですね。ソースはお好みで。大人は冷えたビールも是非。そうそう、揚げている間は退屈だけど、絶対に油から離れないようにしてくださいね。

材料 (約8個分)

ミンチ肉 500グラム

タマネギ 1/2

卵 1

パン粉 適宜

小麦粉 適宜

キャベツの千切り 適宜

ソース 適宜

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