わが家ではすっかり「ムンク」と呼ばれて久しい、蓮根餅を今週は紹介しようと思う。

私にとって蓮根は、固くて扱いづらく、皮をむくことさえ憂鬱になるタイプの野菜だ。包丁を握る手にも力が入るし、うっかりザクリと指を……なんて話もよく聞くから、とても緊張してしまう。それでもやっぱり、立派な蓮根がスーパーにあると、思わず手に取る。だって大好物なんだもの。煮ても焼いても、さっと茹でてドレッシングで和えるだけでも、なぜこんなに蓮根って美味しいの!! と、いつも思うのだ。

特に、最近よく作るのが蓮根餅だ。すり下ろすのが面倒だけど、その作業さえやってしまえば、あとはウマウマが待っている。だから、気合を入れて、皮をむく。

皮をむいた蓮根はしばらく水に漬けておく。その時、飾りに使う蓮根(顔部分ですね)を薄くスライスして取り置いておく(包丁では難しいので、スライサーを推奨)。5分ほど漬けたら水から出し、ペーパータオルで水分を拭き取って、すり下ろす。すり下ろしたら水分を軽く切り、片栗粉と溶き卵を入れてしっかり混ぜる。

フライパンにごま油を熱し、すり下ろした蓮根をスプーンで広げる。薄めに広げると火が通りやすい。蓮根のタネの上に、大葉と蓮根を飾ったら、両面をじっくりと焼き、火を通していく。きれいな焼き目がついたら完成だ。

冷えたビールを片手に、焼き上がりの熱々を食べる。アツアツとモチモチとパリパリが同時にやってくるので、がんばって食べて欲しい。大葉以外にも、人参だったりベーコンだったり、その時冷蔵庫にある具材を乗せると楽しい。チーズ、めんたいこ、コーン、海苔、うずらの卵などの相性がよかった。トッピングは自由に楽しくがいいですよね!

小さいお子さんがいるご家庭は、薄く小さめに焼いてあげてください。

大人はたっぷりの和からしと酢醤油で。是非!

材料 (2人分)

蓮根 200グラムぐらい

片栗粉 大さじ2から3

卵 1

大葉 適宜

お好きなトッピング 適宜

ごま油 適宜

和からし 適宜

酢醤油 適宜

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