今の時期はりんごがとても美味しくてうれしい。りんごは煮ても焼いてもそのままでも使える、とても便利な食材だと思う。りんごと水菜のマヨネーズサラダは私の大好物だし、今の時期は豚肉とりんごのスープがわが家の定番だ。そして今週紹介する焼きりんごも、おやつとして頻繁に登場する。

時々、頭のてっぺんに響くような、ものすごく甘いものが食べたくなる時が私にもあるのだけれど、市販のお菓子では何かが足りないといつも思う。おいしいんだけど、ガツンとくる甘さというか、刺激というか、そんなものが足りない気がするのだ。どうしても満足できないときは、自作するに限る。バターとシナモンと砂糖をたっぷり使って、りんごを焼くのだ。

通常だと、そろそろ実際の作り方を書いていくわけだけれど、なにせ今週は切って並べて焼くだけなので、本当にシンプルだ。皮をむいて薄くスライスしたりんごをバットに並べ、小さめに刻んだバターをりんごの上に等間隔に置いていき、その上からきび砂糖とシナモンをまんべんなく振りかけてオーブンで焼くだけだ(わが家のオーブンでは170度で30分ほどで写真のような状態になる)。

おいしく作るコツは、りんごは薄めにスライスすること(火が通りやすくて短時間でしっかり調理できる)、砂糖もバターもシナモンも、遠慮せずに大胆に使うこと。

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しばらく休ませておくとしっとりとしてきて、甘みが増す。アイスクリームに合わせたり、クラッカーに乗せたり、パンに挟んだり、いろいろな組み合わせが楽しめる。クルミやレーズンを加えて焼いてもおいしい。私はオーブンを使って作るけれど、もちろんフライパンでも、魚焼きグリルでも工夫次第で作ることはできると思う。弱火で、じっくり、焦がさないように注意すれば、同じように仕上がるはずだ。

材料 (2人分)

りんご 11/2

バター 30g

きび砂糖 大さじ3

シナモン 適宜

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