まぜいなりpinterest

全国的に梅雨明けしたようで、私が住んでいる琵琶湖西岸も夏日が続いている。最近では、週末になると大勢の観光客で賑わうようになってきた。近年は山登りやサイクリングも人気だが、なんといってもおすすめは湖水浴だ。透き通るような美しい水をたたえた琵琶湖の西北部は、ここは本当に日本だろうかと疑ってしまうほどの美しさ。だから誰にも教えたくない(書いたけど)。

わが家の小学生男児達もすでに夏休みに入っており、私にとっては試練の日々が続いているとはいえ、心に若干余裕があるのは、なにせここにはマザー・レイクがあるからだ!とりあえず琵琶湖に連れて行けば、小学生男児の口から出る文句の99%はシャットアウトすることができる。

私は去年から、ビーチに調理器具を持ち込んで、朝の9時から夕方近くまで居座るという戦法をとるようになった。子供達にはライフジャケットを着用させ、泳ぐ場所も有料でしっかりと環境が整備された場所を選ぶようにしているのは、自分もリラックスして楽しみたいからだ。そんな私が、浜にテーブルと椅子を置いて何をやっているかというと、日がな一日、ひたすらマンガを読んでいる。そして、子供達の体力が奪われていく様を、時折ニヤニヤしながら観察している。

朝っぱらから泳ぐ子供達はすぐにお腹がすいたと言い出す。そんな時はさっとお湯を沸かして、カップラーメンを食べさせる。私にも覚えがあるが、泳いだ後のカップラーメンとポテチほど美味しいものはない。もちろんそれだけでは足りないので、持参しておいた、まぜ寿司やおにぎりを食べさせる。まぜ寿司は泳いだ後は特においしいようで、普段食べない食材を混ぜ込んでも、平気で食べてしまう。子供になんでも食べさせようと思ったら、空腹にさせることが一番だなと毎年思う。

今週は、子供にも大人気で、私も大好きな、簡単でおいしい混ぜ寿司を紹介しようと思う。作り方は至って簡単、ごはん、しば漬、トースターで焼いたお揚げを刻んだものを、寿司酢でざっと混ぜて、仕上げに白ごまを振るだけだ。もちろん、漬け物は好みのものでかまわないし、何種類か混ぜてもいい。これをタッパーに詰めたり、ラップで巾着にして浜辺で食べるのだ。

しば漬けの酸味が効いたまぜ寿司は、暑い浜辺では最高のごちそうだ。仕上げにレモンやすだちを絞ると一層爽やかだ。アレンジは自由自在、冷蔵庫にあるお漬け物と野菜、それからお揚げを使って、簡単でおいしいまぜ寿司を、是非。

材料 (1人分)

しば漬け 大さじ2

揚げ 適宜

寿司酢 適宜

白ごま 小さじ1

ごはん お茶碗に1杯程度

作り方のポイント

暑い時期なので、お弁当にする場合は、保冷剤などをくれぐれもお忘れなく。

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