超スリムなボディで知られるオードリー・ヘップバーン。実は、炭水化物が大好きだった。オードリーの次男ルカ・ドッティは、自著『AUDREY at Home Memories of my mother's kitchen』で、「ママはかなり深刻なパスタ中毒だった。パスタなしでは生きていられなかった」と書いている。この本は、ある日彼が、友人と自宅の台所に残された母のレシピブックを発見したことがきっかけでまとめられたベストセラー。オードリーの愛情こもったレシピがたくさん紹介されている。

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『AUDREY at Home Memories of my mother's kitchen』

オードリーの得意料理は「スパゲッティ・アル・ポモドーロ」で、毎週のように自宅で作っていたという。ときには、心から信頼をおける友人たちを招いたホームパーティでふるまうことも。「彼女はトマトソースのスパゲッティをこの上なく愛していたのです。それさえあれば生きていけた」と、ドッティ。

オードリーが定番メニューとして作り続けていたという「スパゲッティ・アル・ポモドーロ」。シンプルなこのスパゲッティは、まさに飾らず、気取らないオードリーそのもののような料理なのかもしれない。

スパゲッティ・アル・ポモドーロ

材料 (6人分)

スパゲッティ 500グラム

もぎたて完熟トマト 1.5キログラム

玉ねぎ 1

セロリ 1本

人参 1本

バジルの葉 6枚 + 飾り用に数枚

エクストラ・バージン・オリーブオイル

砂糖

挽きたての黒こしょう

パルミジャーノ・レッジャーノ

レシピ

1.トマトはへたを取り、粗く角切りに、玉ねぎ、セロリ、人参は粗みじんに切る。

2.大きい鍋にトマト、玉ねぎ、セロリ、人参を一緒に入れ、野菜が柔らかくなるまで約10分間強火で蓋をして蒸し煮にする。木べらでかき混ぜながら、さらに1015分煮立てる。火力を弱めの中火に落とし、刻んだバジルとオリーブオイルを少量加える。トマトに小さなくぼみが出てきたらトマトソースのできあがり。

3.コンロから鍋をおろし、大きな野菜の塊を取り除き、ソースを冷まし、ピューレ状にする。ちょうどいい濃さのピューレにするためには、皮もトマトの種も取り除いてくれるステンレス製の手動のフードプロセッサーを使うと便利。

4.オリーブオイル少々を加え、砂糖ひとつまみを入れて苦味を調整する。塩・黒こしょうで味を調える。

5.アルデンテにゆでたスパゲッティにソースをかけ、上からパルミジャーノ・レッジャーノを振り掛ける。最後にバジルの葉を飾る。

Fromfujingaho.jp,『AUDREY at Home Memories of my mother's kitchen』