20171116日(現地時間)にアメリカ・コネチカット州で行われた講演会に出席したミシェル・オバマ元大統領夫人。ハリウッドや職場に蔓延する性的暴力やセクハラ問題についてコメントしたのだそう。

米『ピープル』誌によるとミシェル夫人は「若い女性たちにはもっと強くなり、声をあげて、自分の考えを主張して欲しい。そう思うのであれば、難しい課題がまだまだ沢山残っていることも考えなければなりません」「これは女性だけでなく、世の中の男性たちにも訴えたいことです。目の前で起きている問題を他人事のように感じて欲しくありません」と語ったという。そして「この問題にどれほど嫌気がさしていることか…..」「真実が暴かれるたびに、人間の醜い部分に気づかされます」と胸の内を明かしたとか。

それから夫人は自身の過去を振り返り、どれほど優しい男性たちに恵まれたかについて話した。「私は常にポジティブなメッセージに囲まれていました。それに若い頃から身体的暴力や精神的暴力を加えてくるような男性はまわりにはいませんでした」「父も叔父も祖父もみんな、心から信頼できる男性たちでした」

でも女性全員がそのような信頼関係に恵まれていないことも指摘。「わざわざ口に出して言うことではないかもしれないけれど…..」「若い女性たちが、男性から嫌なことを言われたり、変な目で見られたり、自由を奪われたり、コントロールされるなど、ひどい扱いを受けるような世の中で私たちは生きている。この国に住む女性にとって、それは悲しくも当たり前の事実です。私はラッキーな方だったと思います」

そして最後に、この講演に引き続きSNS上のマナーについてもアドバイス。「節度を保つことが大切です」「毎日いい人になることを心がけ、投票し、読書すること。相手を思いやり、法律に従うこと。あと変なツイートはしないことも重要です」

講義やトークショーなどを通してさまざまな問題を提起しているミシェル夫人。慈善活動にも熱心に取り組んでいる彼女が今後、セクハラ問題の改善も視野に入れていくのか、今後の活動にも注目したい。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Reiko Kuwabara

From: Elle