世界各地で若くて野心的な国を代表するリーダーたちが、政界のイメージを一新して注目される昨今。その中でも「セクシーな政治家」として名高い3人をご紹介!
【INDEX】
- セバスティアン・クルツ
- 【経歴編】
- 【政策編】
- 【私生活編】
- エマニュエル・マクロン
- 【経歴編】
- 【政策編】
- 【私生活編】
- ジャスティン・トルドー
- 【経歴編】
- 【政策編】
- 【私生活編】
通称ホットショット! 31歳のミレニアル・リーダー
セバスティアン・クルツ(31)/オーストリア首相
【経歴編】
最年少記録連続更新⁉ 華麗なる20代の職歴
ウィーン出身のクルツ首相が政界でキャリアをスタートしたのは、なんと10代のこと!国民党の青年組織に入党、大学に通いながら政治の才能を発揮し、2009年には20代前半で同組織の代表に。その後は、ウィーン市議会議員などを経て、異例の27歳という若さで外相に就任。2017年10月には世界最年少の首相に選ばれ、世界中を驚かせた。そんな華々しいキャリアアップの様子から自国では「Wunderwuzzi(有能な若い大物)」と呼ばれているよう。
政治キャンペーンの方法がミレニアル
20代前半の時に撮影した政治キャンペーンの動画では、「Black makes you hot(黒があなたをホットにする)」をスローガンに、黒のハマーの上に座った姿や、ナイトクラブに潜入してセクシーな黒の衣装を着た女性たちが黒のコンドームを配るなど、刺激的な内容が話題に。
今回2017年の国民議会選挙では、自身が党首を務める国民党の政党カラーを黒から爽やかなターコイズブルーに一新してイメージチェンジ。支持者とセルフィ―を撮ったり女性たちからハグを頼まれたりと、そのカリスマ性にファン( !?)の熱狂ぶりが各地で見られたそう。
また、クルツ首相を支持するオーストリア出身のアーノルド・シュワルツェネッガー氏とカフェで撮影した写真もきっちりフェイスブックにアップするなどSNSも活用中。
【私生活編】
長年交際中の彼女と同棲中
キャンペーン中もツーショットを度々撮られたのが財務省で働く美女、30歳のスザンヌ・ティエさん。クルツ首相が18歳の頃に出会い、現在はウィーンで同棲しているよう。独誌「Heute」によると2人の間には結婚の選択肢があるという噂も。
どんな大舞台でも「堂々とする」秘訣は信仰心⁉
2倍ほどの年齢の大物ベテラン政治家たちと論議を重ね、昨年9月の国連総会では各国の首相の前で堂々とスピーチを披露、首相になってからは独アンゲラ・メルケル首相と対等に話し合うなど、若干31歳とは思えないほどの自信とストレートさが魅力のクルツ首相。
そしてその秘密は信仰心にあり? キリスト教を信仰しているクルツ首相は、地元の新聞に「キリスト教徒は、自分に自信を持って振る舞うべきです」とコメントしている。
エリートコースで培ったカリスマ性
エマニュエル・マクロン(40)/フランス大統領
【経歴編】
フランス北部の都市アミアン出身のマクロン大統領。パリの超名門公立校へ転入してから、数々の有名政治家を輩出してきたパリ政治学院、国立行政学院(ENA)などでエリート教育を受ける。卒業後は財務監察総局に就職、その後はロスチャイルド銀行で最高幹部として活躍をし「金融のモーツァルト」と呼ばれ、その後フランソワ・オランド政権時代には内閣で大統領府副事務総長や経済相に就任。経済活性化を狙った通称「マクロン法」を採決させたことで政界でも実力を発揮した。
2016年4月には「右でも左でもない」政治を目指し、「アン・マルシュ!(前進!)」を発足。その約1年後にマクロン氏が大統領に当選したのは、ナポレオン3世よりも1歳若い39歳の時のこと。初めて出馬した大統領選で当選、発足して2年もたたないうちに党員は約39万人に達するなど、異例の結果からみても恐るべきカリスマぶり!
【政策編】
目指すはEU&世界のリーダー的存在⁉
ドイツやイギリス、そしてアメリカの国内政治の基盤が不安定な昨今、世界中で「フランス外交」の存在感を高めているよう。
まず昨年6月にドナルド・トランプ米大統領のパリ協定離脱の宣言を受け、「Make our planet great again (私たちの惑星をもう一度偉大に)」と英語で演説して世界中から賞賛の声を浴びた。そしてヨーロッパではEUやユーロ制度の大改革に向けて働きかけ、積極性と大胆さを発揮。中東では、昨年11月にレバノンのハリリ首相がサウジアラビアに誘拐同然の拘束をされた事件や、エルサレム「首都」問題で中東の仲介役としての動きを見せるなど、活発に外交に取り組んでいる様子。
フランスの労働市場をリフォーム!
国内でのメインとなる政策の1つが約10%の失業率(隣国ドイツは3.9%)を下げること。必要な対策として"従業員に有利"になっている労働法の改正。フランスでは労働者の権利が強く、会社側が社員を解雇するのは至難の業。そのため新しく正規の雇用をすることに会社は慎重になり、失業率がなかなか下がらないのだという。その状況を打破するためマクロン大統領が昨年9月、雇用と解雇をしやすくする労働法改正を実現。その効果があってか、さっそく著しく新規採用数が増えたよう。
【私生活編】
24歳年上のブリジット夫人とのロマンチックな恋愛♡
地元のカトリック系学校の教師だったブリジット夫人と恋に落ち、17歳で「将来、絶対先生と結婚する!」とマクロン大統領からプロポーズ。そしてマクロン大統領が29歳、ブリジット夫人が54歳の頃に念願が叶い結婚するという、ロマンチックなラブストリーを体現した2人♡
かつて結婚していたブリジット夫人は、7人の孫の祖母でもある現在64歳。ミニスカートもエレガントに着こなし、聡明でタイムレスな魅力を放っている新時代のアイコン的存在で、今後も目が離せない!
芸術の才能も豊か!
学生時代は演じることに熱心だったマクロン青年(ちなみに、ブリジット夫人は演劇の先生だった)。また文学青年でもあり、執筆したけれど出版していない本が3冊あるそう。その内容は冒険ストーリーなのだとか。そしてピアノは地元で10年間習い、賞を受賞したことのあるほどの腕前だそう。
政治だけじゃない。人生経験豊富なイケメン首相
ジャスティン・トルドー(46)/カナダ首相
【経歴編】
勉強、スポーツ、演技…なんでもできちゃう!
『コスモポリタン』でもそのイケメンぶりが何度か取り上げられてきたトルドー首相。現職に就く前は、「教師になることが、自分なりに世界に良い影響を与えることのできる方法」だと信じ、いくつかの学校で数学やフランス語を教えていたそう。また、スポーツも得意でチャリティ・ボクシングの試合ではその実力と左腕のクールなタトゥーを披露。バンジージャンプやスノーボードなどにも幅広く挑戦しているという、スポーツマンの一面も。さらに好奇心は止まらず、テレビドラマで俳優をした経験もあり!
父は偉大な元カナダ首相
トルドー首相の父は1960年代~80年代にカナダ首相を務めたピエール・トルドー元首相。差別を禁じて多文化主義を掲げ、カナダの公用語を二カ国語に設定するなど数々の偉業を成し遂げたため、モントリオールには彼の名を冠した国際空港があるほどの存在。ジャスティン・トルドー首相も父を尊敬していて、お手本のような存在なんだそう。
【政策編】
「ダイバーシティー(多様性)」がカナダの成功のカギ
LGBTをサポート、そして自身をフェミニストと公言して男女平等を支援するトルドー首相。2017年10月の「国際ガールズデー」には、「Why I'm Raising My Kids To Be Feminist(なぜ私は子どもたちをフェミニストに育てるのか)」というエッセイをマリー・クレール誌に寄稿したり、1月の世界経済フォーラムでは女性を支援するスピーチをしたりと世界中から称賛を浴びた。また、2015年の初組閣では閣僚の男女比を半数ずつにし、元難民や先住民、障害を持つ人を加え、その理由を「だって2015年だから」発言をして好感を集めたのは記憶に新しい。
【私生活編】
夫人とのラブストーリーを自由党公式サイトに綴る
トルドー首相が党首を務める自由党のホームページには、思わず胸がキュンしてしまう夫人とのラブストーリーが綴られている。そこには元TV司会者のソフィー夫人とチャリティガラの司会を一緒に務めて気になり始めたこと、その後、数週間かけてトルドー首相がディナーに誘い出すことに成功した経緯など、なんとも羨ましいストーリーが満載。インスタグラムでも政策に加えて、プライベートの様子(ハロウィーンコスチュームは必見)が垣間見えるので、ぜひチェックして!