忙しい日常に追われていると、気づけばあっという間に汚れてしまう自宅…。思い切って掃除をするとして、水拭き、空拭き、掃除機をかけるあたりまではできても、実はつい見落としてしまっている場所もちらほら。
<Good Housekeeping>では、お掃除のプロで、イギリスの家事・清掃業務を請け負う会社<Bright & Beautiful>の代表取締役を務めるスー・ムーアさんが、掃除のときに見落とされがちなポイントや、自分たちが業務を受けた際に気づいた、ためになる「お家の掃除方法」について伝授してくれました!
1.リモコン
「掃除の際、いつもそこにあって当たり前なものほど見落とされがちです。例えば床にこぼしたジュースを拭いたり、テレビにかかったホコリを払ったりはするけれども、もっと小さな生活必需品については?
リモコンや照明器具、電球やカーテンレールなどを最後に掃除したのはいつだったっけ…という人は多いと思います。特にペットを飼っている場合、動物の毛がまさかこんなところに! なんていうこともありますからね」
2.植物
「植物だって、時には掃除が必要です。特に、室内に置いている植物のお手入れは忘れないようにしてください。
遠目で見る限りきれいな緑色をしていて、健康そうに見える植物も、近くで見たら、ホコリの層が葉っぱの上に乗っているかも…。そんな時は、さっと拭き取ってあげるか、ドライヤーを冷風設定にして優しく風を当て、ホコリを落としてあげるといいでしょう」
3.書籍
「本棚に並べたままにしている本は、いつしか壁紙のような存在になってしまいがちです。でも、何年もそのままにしておくと、紙製品とあって劣化してしまうこともあります。大きな本棚を持っている人は、年中行事のつもりで本棚の掃除をしましょう。すべての本を棚から下ろし、棚をきれいに掃除し、それから一冊ずつホコリをはたいて、ページの間に入り込んでしまった虫の死骸やゴミを落としてから本棚にしまうといいでしょう」
4.掃除用具
「掃除用具だってきちんときれいにして、時には交換することが大切です。キッチンスポンジ、モップ、掃除機用の袋、ダスター等は、殺菌剤で洗って、定期的に買い替えていかなければいけません」
5.化粧台
「化粧台の表面はよく拭くかもしれませんが、そこに実際に並べられているものの掃除にまで注意が向かないこともあるのでは?
美容グッズ、ヘアケア用品、化粧品、メイクブラシなどが密集している場所は、ホコリが溜まるのにもってこいの空間になりがちなので気をつけましょう」
6.電気スイッチ
「電気スイッチを掃除するなんて、ちょっと意外に聞こえるかもしれません。でも、毎日どれだけそれに触っているかを考えれば、その必要性もお分かりいただけるでしょう。
クリーンシートで一拭きすれば、殺菌消毒までできてしまいます。お掃除の際に、ついでにやるようにしましょう」
7.外置きのゴミ箱
「外に置いたゴミ箱は、放っておくうちに土埃やばい菌の貯蔵庫になってしまいます。ゴミ捨てを頻繁に行わないと、それだけばい菌の繁殖を促してしまうので、こまめにゴミ捨てをし、また定期的に掃除と除菌をすることが大切です。
もちろん、台所に置いてあるゴミ箱にも同様のことが言えます。ゴミはゴミ袋にきちんと入れているという人でも、箱自体を定期的に消毒するようにしてください。放っておくと、悪臭の原因にもなりかねませんから!」
8.野菜かご
「冷蔵保存していない野菜を、かごやバスケットに入れて保管しているという人は、そこもきちんと拭き掃除するのを忘れないようにしましょう。特にキッチンの室温が高めというお宅は、気をつけてくださいね」
9.子どものお風呂用おもちゃ
「ジメジメとした湿気のある暖かいお風呂場は、もっとも雑菌の繁殖しやすい場所。でもシャワーヘッド、タオル掛け、歯ブラシホルダー、子どものお風呂用の玩具などは、つい掃除の際に見落としてしまいがちです。薄めたお酢や、環境にも子どもにも優しい除菌剤などで掃除することをオススメします」
10.コート掛け
「コート掛けなんかも、ついつい掃除するのを忘れてしまう場所。でもそういう所にこそホコリや湿気が溜まってしまうので、要注意です」
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 名和友梨香