クローゼットの扉を開けたら、すべてのものがあるべき場所に整理され、収納されている状態を想像してみて。
<Good Housekeeping>によると、クローゼットを常にこのような状態に保っている信じられない人たちがこの世にいるみたい。彼らのクローゼットは物を収納するのが楽なだけでなく、毎朝コーディネイトを決める際も極めて簡単にできるんだとか…。
整理整頓のプロであるヴィッキー・シルバーソーンさんに、クローゼットをぐちゃぐちゃの状態からピシッと整理された状態に生まれ変わらせるコツを直々に伺いました。
クローゼットを整理整頓するための5つの黄金の掟
1.すべてのアイテムが見えるようにする
持っていたことさえすっかり忘れていたものを、クローゼットの奥底で偶然発見したという経験はない? このようなことは多くの人が身に覚えがあるはず。手持ちの服や物を引き出しやキャビネットにこれでもかと詰め込まれていたら、奥に入っているものが見えなくなるのは当然の話。
この問題を解決する手段はただ1つ。残しておきたい服だけ「目に見える」ように収納するため、不要な服をできる限り処分してしまうこと。
まず、すべての服を1つ1つチェックし、本当に必要なものと本気で気に入っているものをピックアップすること。
そして同じものが複数ある場合、絞り込みを行うこと。例えば、「使い回しの効く」白いTシャツが6枚あれば、黒ずんだものや古ぼけて見えるものは処分して。
2.思い出の品は慎重に選ぶ
私たちが物を溜め込む原因となる主な言い訳は、思い出の品。それは旦那様との初デートに着たワンピースかもしれないし、女友だちと行った楽しいバカンスで着たアイテムかもしれないけれど、そういったものの多くは着ることもなく、埃を被っているのでは?
1~2品ならともかく、思い出の品だというだけですべての服を取っておいたら、クローゼットスペースがいくらあっても足りなくなるはず。
そこで、どうしても心情的に処分が出来ない、というのであれば、再利用法を考えるのも手。おばあちゃんからもらったコートはタンスの肥やしとしてとっておくほうがいいか、またはチャリティショップに寄付して、モードなアイテムとしておしゃれな学生さんに着こなしてもらう方がいいか。使いもしない服をいつまでも取っておくより、新たに活用してもらうことによって今までには味わえなかった喜びが得られるはず。
3.バカンスボックスを作る
現実的に考えると、スパゲッティストラップのワンピース、チュニック、サンダルなどは南国へのバカンスでも行かない限り、ほぼ使わないのでは? そう考えてみると、普段活躍しないアイテムを貴重なクローゼットスペースに入れっぱなしにしておくなんて、スペースの無駄使い以外なんでもない。
そこで、ビキニ、日除け用の帽子、ボリュームのあるふんわりワンピースなど、バカンス限定アイテムを専用のボックスに収納するのがおすすめ。
箱の上にはラベルを貼り、クローゼットの一番高い場所など、普段利用しないスペースに保管すること。しかも、バカンスの用意をするためにこの箱を開けるときは、きっととびきりのワクワク感が得られるはず。
4.フォーマルウェアは専用スペースに保管する
バカンスボックスと同様、滅多に着ない冠婚葬祭用の服は別の場所に保管するほうが賢明。フレアスカートのワンピースはかさばるし、せいぜい1年に1回着る程度では?
保管する際にはベストの状態をキープするために薄紙を利用するのがオススメ。ボックスに入れたら、きちんとラベルに記載しておくことをお忘れなく。バカンスボックスと同じく、普段使わないクローゼットの高い位置に保管するのがベター。
5.服を正しく保護する
完璧に整理されたクローゼットを利用する喜びの1つは、大切な服をきちんと守れるということ。一旦、すべての服をクローゼットスペースから出したら、引き出しの中を含め、クローゼットの内側全体を(できれば天然成分のクリーニング用品を使って)きれいにしたいもの。
次にすべきは、害虫対策。ハンガー用のポールから吊り下げるタイプのものはクローゼットにぴったり。
ただし、クリーニング屋がくれる針金ハンガーは服が型崩れするため、使わないほうが望ましい。また、ハンガーは厚みのないタイプを使うほうが理想的(ちなみに、木製のハンガーはスペースを取るため、あまりおすすめできない)。
最後に、手に負えない状態になるまで、クローゼットを放置しないこと。「1着買ったら1着処分する」というポリシーを徹底するのも良し、または定期的にクローゼットの「セルフがさ入れ」を実行して不要な物を処分し、クローゼットをすっきり保つのも手。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Rubicon Solutions, Inc.