友だちとは、家族ほどとは言えないまでも、健康と同じくらい大切な存在。研究によると、身近な人々と良好な関係を保っている人ほど、ストレスをはじめとする、人生におけるあらゆる困難を切り抜けやすいんだとか。

コスモポリタン アメリカ版では、ニューヨーク大学医学部で精神医学の教授を務めるのアイリーン・S・レヴィン博士の「最高の友情を築く上で大切なこと」をご紹介。

友だちに対して批判的にならない

友だちが下した決断、着ている服、見た目、男女関係についてアドバイスをすることは、きっと彼女のためになるはずだと思っていない? 実は、多くの場合、聞かれてもいない意見を言われることは批判的、意地悪、果ては脅迫的でさえあると取られる可能性があるんだとか。もし友人関係を続けたければ、言いたいことはグッと堪えて、ありのままの姿を受け入れることが大切。

信頼される存在になる

時に、忙しくて約束の直前にキャンセルせざるを得ないことは、誰にでもあること。とはいえ、真の友達だったら、一旦約束したことは極力守るべき。少なくとも、都合が悪くなる可能性があれば、できるだけ早い時期にそのことを伝えるのが礼儀というもの。

友だちには友だちの人生があるという事実を尊重する

レヴィン博士は、自分が友だちと遊びたい時、彼女がいつも都合がいいとは限らないと指摘。友達が1人になれる時間、または自分以外の人と付き合う時間を受け入れてあげないと、彼女にとって自分が重い存在になってしまうかも。

一緒に遊ぶ計画を率先して立てる

一緒に過ごす機会を積極的に作ることは、友情を続かせる上で大切。必ずしも、毎回彼女から連絡があるとは限らないから、自分から臆せず誘ってみて。

自分の秘密もさらけ出す

自分に関する情報(子どもの頃からの悩みや将来の夢など)を共有することは、素晴らしい友人関係を保つ上で必要不可欠なんだそう。

妥協を受け入れる

関係とは2人で築くもの。何かを一緒にする上で、片方の都合が悪かったり、懐事情が寂しかったりしたら、もう一方が合わせる努力をすべき。

ここまで読んで、もし自分が良い友人ではないということがわかったら? でも大丈夫。「誰でも変わることができる」と断言するのは、対人関係の専門家である心理学博士のジェニー・タイツ氏。そこで、友人関係をすぐに改善してくれる4つのアドバイスをもらいました。

より良い友人になるために

話を聞く技術を養う

友だちの話を聞いているとき、きちんと理解したかを確認する上で、内容を言い換えて彼女に伝えることが有効。

友だちに質問を投げかけ、あくまで批判的にならないこと。質問は、答えが「イエス」か「ノー」にならない、オープンエンドの質問をするように。それによって、より意味のある対話が生まれるからだそう。

自分の話を延々とするのではなく、相手に対して自分が関心を持っていることをわかってもらえるように努めて。

自分から連絡を取る。そして連絡し続ける。

自然消滅してしまった友人がいたら、毎週頭に、彼女と遊ぶ計画を立てるように努力するのが効果的だとか。

連絡するのがいつも自分であっても、気にしない。もし返事がなかったら、別の友人に連絡を取ればいいだけの話。

気にかけていることを行動に移す

Facebookでハッピーバースデーのメッセージを送るだけでなく、本物のカードを書いて送ったり、バースデードリンクをおごってあげたりすることもできるはず。

新しい友達を作る努力をする

友達が十分にいないと思ったら、趣味を探して、新たな出会いを自ら生み出すこと。

「人に話しかける。笑顔を浮かべる。会話の取っ掛かりを探る。たとえば、ジムの水飲み場の前で待っている人は急いでいる様子? それとも、誰かとおしゃべりしたがっている様子? 後者だったら、他愛のない会話を始めて見るのも手」。

そのとき会話がはずまなくても、次に会ったときに距離が縮まり、それが新たな友情つながるかもしれない、とタイツ博士。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon solutions

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