何かとストレスの多い現代社会。最近イライラしてるな…という人のために、コスモポリタン アメリカ版から「気持ちを落ち着かせる14の方法」をお届け!

自分に合った方法を見つけて、ストレスとうまく付き合いましょう。

1.リストを作る

「すぐにでもしなければならないことが山ほどあるのに、どこから始めたらいいのか分からない…とストレスを溜め込んでしまう人が大勢います」と語るのは、『Duct Tape Isn't Enough: Survival Skills for the 21st Century(原題:ダクトテープじゃ心の傷は塞げない~21世紀を生き抜くためのサバイバルスキル~)』の著者であるロナルド・ブリージール博士。彼は、するべきことを全部紙に書き出すよう提案しています。次に、実際にできそうなものから優先順位をつけてこなしていく。きちんとしたリストがあることによって、タスクに集中することができ、より上手く業務をコントロールできるようになるんだとか。

2.誰かのために何かをする

家族や友だちの助けになる行為(買い物に付き合ったり、車で送ってあげたり、困っているときの相談相手になってあげたり)を行うことは、実はストレス解消になり、寿命を延ばすという調査結果が。調査によると、社会的な交友関係を養っていくことは、非常に効果的なストレス対策になるんだとか。また、誰かのために動いている間は、自分自身の悩みからもしばし解放されるというメリットも。

3.ウソをつかない

秘密を持つこと(あるいは誰かにウソをついて、辻褄合わせに追われること)は人間にとって、とてもストレスのかかることなのだとか。2012年に行われたある実験では、心理学者らが100人以上の成人を対象に、10週間のあいだ「健康状態と人間関係の良し悪しについて」と「いくつウソをついたか」を調査。すると、頻繁にウソをついていた人と比べ、ウソをついた回数が最も少ない参加者は、緊張レベルが一番低く、自身の健康状態と人間関係についても良好だと感じていたそう。

4.屋外で散歩をする

ある調査では、デスクワークの多い会社員に、昼休憩中30分間の散歩に行かせたところ、戻ってきたときには仕事に対するストレスが減り、モチベーションも上がっていたのだとか。また、他の調査では、自然の中を歩くことによって効果的な気分転換ができるという結果も。今度仕事で煮詰まったときは、上司に断って一度外の空気を吸いに出てみるといいかも。

5.笑う

「あまり生真面目になり過ぎないほうが、人生楽しいですよ」と語るのは、タラハシー記念病院の心理相談室室長、ラリー・クビアク博士。笑いはストレスや不安を減少させるだけでなく、免疫力も高めるという実験結果があるのだとか。さらに、笑いを期待できる状態に身を置くことも、ストレスホルモンの減少に繋がるという結果が。お笑い番組は最高の治療薬になるかも!

6.人と直接会って話す

社会的なつながりFacebook上の人数ではなく、実際の友だち関係)は、人生の荒波を乗り越えていく上で、きっとあなたの助けになるはず。

7.ペットを飼う

人とペットの関係を対象にした様々な調査で、愛するペットと一緒に生活するとストレス値が下がることが判っているそう(その分獣医費用とドッグフード代はかかっちゃいますけどね)。

8.創作活動をする

「絵を描いたり、物を書いたり、その他芸術活動がすべて、ストレス解消になります」とブリージール博士。楽しく過ごしていると、頭の中の心配ごとに向けられていた意識が、他のことへと移りやすくなるんだそう(アートセラピーはこの理由から開発されたのだとか)。

9.人を赦す(自分も含め)

クビアク博士によると、誰かを恨む気持ちは、心の中の緊張感や被害妄想を強めてしまうのだそう。怒りに支配された状態から抜け出すには、まず自分を傷つけた相手(もしくは自分自身)を赦すことからスタートするのが大切なんだとか。直接話しをするのが難しければ、手紙に自分の思いや、この出来事から得たことについて綴るだけでもOKとのこと(実際に送らなくても、書くだけで"赦し"からくるストレス解消の効果を得ることができるらしい)。

10.紅茶を飲む

とてもお手軽なのがこの方法。紅茶を飲むと、ストレス値が減り、リラックス効果が得られるという調査結果が。

11SNSから離れる

ひっきりなしに来るメールに対応し続けている…その状態こそがストレスの要因かも。携帯メールSNSも同じこと。常に飛び交うオンライン・コミュニケーションは、何かに集中しようとする脳の働きを鈍らせ、さらに、「すぐに返信しなければ」というプレッシャーがかき立てられて、ストレスに繋がるんだとか。1日に数回は通信機器から離れて、休憩をとることが大切。また、すべてに返信する必要があるのかどうかを考えて行動してみると、気持ちに変化が見られるかも(生産性も高まるはず)。

12.発散方法を見直す

嫌なことがあったら「お酒を飲んで忘れてしまおう」という人は少なくないはず。しかし調査によるとこういった発散方法は、感情にさらなる波を立てて反芻のスパイラルを招くことになり兼ねないそう。代わりに、「自分の気持ちをうまく主張できるようになりましょう」と、クビアク博士。気持ちを押さえ込むためにお酒や食べ物に手を出したり、人に八つ当たりしたりするのではなく、どう感じたのか、どうしてそう感じたのかを明確化し、自分自身にそれをしっかり感じさせ消化させてあげることが大事なんだとか。

13.ハグする

ハグをしたりされたりすることによってストレス値が下がるだけでなく、一部調査によると病気の予防にも効果があるんだとか。

14.信念を抱く

「日々、自分に無意識に言い聞かせていることが、私たちに多くのストレスを与えています」とブリージール博士。特に"自分はこうあるべき"という完璧主義的な発想は危険なんだそう。「白黒はっきりさせなきゃ」という考え方は、不安やイライラをさらにかき立てる要因になるだけでなく、新たなことに挑戦するチャンスをも奪ってしまう可能性が。自分に高すぎる基準を求めていないか、自分はこういう人間だと決めつけていないか、一度立ち止まって考えてみましょう。また、何かが自分自身の足を引っ張ったり、不安や恐れを煽ったりしていると感じるときは、発想の転換につとめ、ネガティブな影響を減らすこと。そうすることで、心の健康を保てるようになるはず。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN US