この秋、娘が幼稚園に通い出したライターのトニ・ハマーさんには、ずっと気がかりなことがあったそう。それは、子ども時代にいじめられた経験を持つハマ−さんのように、娘もいつか家に帰って来て、「いじめられた」と言い出すのではないかということ。そこで、を社会に送り出す前に彼女が決断したあることが、多くの人々の感動を呼んでいると<Red>が伝えている。

「私は娘個人に向けて書きたかったのですが、同じ経験をするすべての若い女性にも書きたかったのです」とハマ−さん。

ハマ−さんがこの手紙を投稿したのは9月の22日。以来、7,700件以上の「いいね!」が集まり、8,200回以上シェアされているそう。

ハマ−さんの投稿の全文は、以下のとおり。

[facebook ]https://www.facebook.com/tonihammerwriter/photos/a... [/facebook]

私の娘へ。誰かがあなたにぶつかってきても、謝らないで。 自分が"邪魔"だからだと、謝ったりしないで。あなたは邪魔じゃない。あなたは自分の考えや感情を持った、尊重されるべき人間。あなたが一緒に出かけたくない男と出かけなくちゃいけない理由なんて考えないで。誰にも説明しなくていい。ただ「結構です」で十分。 人前で何を食べるべきかなんて、考えないで。お腹が空いているなら食べればいいし、食べたいものを食べればいい。ピザを食べたいなら、周りの人がサラダを食べているからってサラダを頼んだりしないこと。ピザを注文しなさい。 他人のために髪を伸ばさないで。 着たくないなら、ワンピースは着ないで。 誰も遊ぶ人がいないからって家にいないこと。自分で外に出るの。自分で自分のために経験を積みなさい。 泣くのをガマンしないで。泣くのは外に出さなきゃいけない感情があるから。それは弱虫じゃない。人間的なことなの。 誰かに笑えと言われたからって笑わないで。 自分のジョークを笑うことを恐れないで。 礼儀正しくいるために「イエス」と言わないで。あなたの人生なのだから、「ノー」と言えばいい。 自分の意見を隠さないで。率直に、大きな声で話すこと。あなたの意見は耳を傾けられるべき。 あなたがあなたらしくあることを謝らないで。勇気を持って、大胆に、美しくあること。堂々と自分でいて。

娘が育つ過程で、"一定の振る舞い方をしなくてはいけない"と思うようになって欲しくなかった、とハマ−さん。

SNSの時代に女の子を育てるのは恐いものです。なぜって、どこを見ても、誰もが意見を持っているからです」とハマ−さん。「でも、あなたが女性であれば、自分自身の意見を言うと、見下され、悪態をつかれるものです。それは、言われややすいからです」

この手紙は世界中の少女たちや女性たちの共感を得ることに。ある女性は、「大人になった私たち女性の多くも、このアドバイスを受け取るべきだと思う!」とコメント。「本当にこういう教えをもっと早くに受けたかった」と別の女性。「でも、娘にはこういうルールを必ず学ばせようと思って、死ぬほどがんばってます」

ハマーさんは、こうした言葉がそれだけでは十分でないことを承知していて、もし娘に誇りを持ってもらいたいなら、例を挙げて示さなければならないでしょう、とのこと。

「これは私がどう生きてきたか、どう生きて行きたいかを示す、いいきっかけでした。考え方がポジティブで、ポジティブなことを共有したくて、私のように子どもを強い女性に育てたい人たちがいるんだと知ったことで、本当に励まされました。目が回るような経験でした」

ハマーさんの言葉は、日本の多くの女性たちの心にも響くことでしょう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

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