アリソン・キミー(30歳)さんは、自己啓発本の著者で大胆な写真を投稿し続けるインスタグラマー。彼女の、ボディ・ポジティブな子育てについての6月11日の投稿には、共感の嵐が巻き起こり、3万4,600件を超える「いいね!」が集まったのだとか。コスモポリタン アメリカ版からお届けします。
話題の投稿は、キミーさんが4歳の娘と交わした会話に関するもの。事の発端は、プールから出るように言われて怒った娘さんが、ママに対して「fat(太っている/脂肪)」と言ったことだったのだとか。
キミーさんは娘と向き合い、事情を問いただした上で、こう言ったそう。
私:「あなたが言ったことについて話しましょう。実際は、ママはfatではないわ。誰もfat(脂肪)ではないの。それはなれるものではないのよ。でも、ママにはfat(脂肪)があるわ。みんなそうよ。…あなたにもfat(脂肪)がある?」
娘:「ある! ほら、お腹のところにちょっとあるわ」
私:「そのとおりよ! ママもそうだし、あなたのお兄ちゃんにもあるわ」
息子:「僕には全然fat(脂肪)はないよ。僕が一番痩せてるもん。僕には筋肉しかないんだ」
私:「一見そう見えたとしても誰にでも、世界中の誰にでも、fat(脂肪)はあるのよ。でも、それぞれ量が違うの。…たくさんある人もいるし、あまりない人もいる。でも、だからといって、一方がもう一方よりいいことにはならないわ。2人とも、分かった?」
2人:「はい、ママ」
メールを通じてキミーさんがコスモポリタンに伝えたところによると、こうした繊細な問題に踏み込んだのはこれが最初ではないのだとか。「最初の(もっとも難しい)問題は娘との(約1年前の)話で、可愛くなるためにメイクをする必要はないということや、息子に、友達の筋肉が見えないからといって友達が強くないということにはならない、と教えたことでした」。
自分の投稿がこれほど注目を浴びたのは、「子どもたちとのこの会話が、彼女たちを含む、すべての身体を受け入れることを子どもたちに教えられると感じたから」というキミーさん。とはいえ、彼女は話題を集めようとしていたわけではなく、ただ自己愛を広めようとしていただけ、なのだとか。
似たような状況にあって、どう対処していいか分からない親御さんたちにキミーさんが提案するのは、子どもたちが本当は何を言いたかったのかをまず考えてみること。「私はいつも、彼らの発言の意味を聞くか、使った言葉の意味を分かっているかと聞くことから始めます。大抵の場合、まるで別のことを言おうとしていたことが分かります」とのこと。「そして、そこから話を進めるのですが、私が質問によって彼らを導き、彼らが自分で答えを見出し、自分たちの信念を強めるように手助けするのです」。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto