アメリカのユタ州セイラムに住むジアネッサ・ライドちゃんは、ストレスによる自己免疫疾患が原因で円形脱毛症にかかった7歳の少女。彼女の母親であるダニエラ・ライドさんが<Yahoo Beauty>に語ったところによると、家族にとってストレスの多かった1年間の後、3週間ほどでジアネッサちゃんの髪はすべて抜けてしまったのだとか。

ジアネッサちゃんにとってこれが辛い出来事だったのは言うまでもないこと。でも、その後に彼女がとった勇気ある行動が話題を呼んでいると、<GoodHouseKeeping>が伝えています。

髪を失った2カ月後の今年3月に、学校主催の「クレージー・ヘア・デイ(奇抜な髪型を競う行事)」を控えていたジアネッサちゃん。娘を参加させてあげたかったダニエラさんは、ある独創的なアイデアを思いついたのだとか。「その前の年は、ユニコーンの角の形にしてあげました。今年は、シールで頭を飾ってあげることにしたんです」。そして、これが大成功。ダニエラさんは、インスタグラムにジアネッサちゃんの写真をアップし、みんなに見てもらうことに。

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今日はクレージー・"ヘッド"・デイです! 彼女、ステキでしょう!

写真のジアネッサちゃんは誰が見てもステキだけど、学校でもやはり好評だったよう。「ジアネッサは鏡を見て、『ママ、これすごい!』って」と<Yahoo Beauty>に語ったダニエラさん。「お友達も気に入ったようです」。

ジアネッサちゃんの頭はあまりの人気で、クラスで優勝するほど。さらに、学校は今後「クレージー・ヘア・デイ」を「クレージー・"ヘッド"・デイ」に改称し、髪の毛のない子どもたちもコンテストに参加しやすいようにしたのだとか。素晴らしい!

これについて、ダニエラさんは地元ユタ州のメディア<KSL>に、「あの子は人々が自分でいることに満足して欲しいと思っています。人生を受け入れ、楽しみ、闘いを諦めず、人々の刺激になるようにと願っているんです」とコメント。また、髪が生えてくる可能性は皆無ではないものの、今後ずっと髪のない状態が続くことも覚悟しているそう。幸い、ジアネッサちゃんは今の状態に自信を持っており、世界中の子どもたちを勇気づける存在になっている様子。

みなさん、こんにちは。今日はジアネッサをお医者さんに連れて行きました。娘は円形脱毛症と診断されています…彼女の髪の抜け方だと、もう二度と生えてくることはないと考えられるそうです…彼女に行えるような医療措置はありません。ステロイドを服用することはできるけど、止めたらまた髪が抜けるそうです。毛根にステロイド注射を打つこともできるそうですが、どちらの選択も私たちにはしっくり来ないので、彼女の新しい、素敵なスタイルを受け入れることにしました。

ぜんそくも最近ひどくなっていて、犬かネコか他のものにもアレルギー反応を示している可能性があると言われました。ぜんそくが悪化すると、敵をやっつけようとして体が免疫反応を示し、抜け毛を促進するようです。

それでも、この子は美しくて、おしゃまで、賢くて、愛情深くて、親切な子のままです。私が想像することもできなかったぐらい、負けず嫌いで勇敢です。私は彼女を何よりも愛しています。

ダニエラさんは<Yahoo Beauty>に対して、「私たちは毛のない頭を楽しみ、おしゃれをしています」と発言。たしかに、おしゃれをしたジアネッサちゃんの誇らしげな顔が、それを証明していますね。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

Good Housekeeping