今回は日本と海外のスーパーの違いをまとめてみました。
オーストラリアやアメリカ、イタリア、カナダでローカルな暮らしを体験して初めてわかったことです。
日本のスーパーマーケットと海外のスーパーマーケット比較表
表の解説
1.りんごが1個100円?小さくても傷っぽくても100円? これって人にもりんごにもアンフェアじゃないですか?
このシステム、見かけが良く全て同じ形ではなくてはならない果物、そうじゃない物は捨てられる現状を作り出している一つの原因とも言えるんじゃないでしょうか。
2.ナッツやドライフルーツなどは瓶に入ってに並んでいて、必要な分だけ買うことができます。お客さんみんなでシェアしていることになるので、その分値段もお得です。
3.海外のスーパーには必ずといっていいほどデリがあり、サラダや調理済の肉などが充実していて、そこでも好きな分だけ買えます。量り売りのチーズやハムのコーナーもあり、最初は少量を食べ比べられるので便利。
4.海外ではほとんどの大型のスーパーでもホルモン剤不使用の肉やオーガニックの肉が扱われています。
日本ではオーガニックの肉をほとんど見たことがありません。地鶏やホルモン剤不使用の肉を少しだけ見ることがありますが、とても特別な扱いになっている気がします。
オーストラリアではオーガニック専門のお肉屋さん、オーガニックブッチャーが充実。焼いた時に匂いのオーガニックでない肉との違いを感じることもがありました。
日本は「情報の出し方」が不明瞭
海外のスーパーではほとんどのお肉に詳しい情報が表記されています。「◯◯ファーム・ノーホルモン・牧草育ち・放し飼い」など。日本のスーパーのお肉には書いていないことが多く、スタッフに聞いてもわからないことが多いです。気になります。
でもなぜか、野菜には生産者の顔写真が貼られていることが多々あります。私は顔写真よりもどのように作られたかが知りたいです。
ただでさえ厳しい農業事情、農家の顔を載せるのは、農家へのプレッシャーが重すぎませんか? スーパーマーケットのような大きい売り場でそのような情報があっても、「またこの農家の野菜が欲しい」というような事には繋がらないんじゃないでしょうか。
では何のためなのか……スーパーマーケットが自分の信頼を得るためなるんじゃないかと思ってしまいます。
食品から出るゴミ
イタリアのオーガニックグロッサリーはお菓子が充実していて、甘い物好きの私としては最高に幸せでした。しかもグルテンフリーコーナー、ノンシュガーコーナーやローフードコーナーなどに分かれているんです。
でもその量の多さにはっとして気づいたことがあります。
特にそのようなお店の製品は保存料などの添加物の入ってない分期限が短く、売れ残って廃棄処分されることが懸念されます。本当に良い物だけをチョイスして廃棄する無駄をなくせばお店も地球も幸せですよね。
また、日本にいるとパック詰めされた食品に慣れてしまいますが、オーストラリアと日本で暮らしていた際の一番の違いは食料から出るゴミの多さでした。
量り売りコーナーのエコとノンエコ
瓶のレバーを引くとざーっと出てくるのが楽しい量り売り。食品の無駄が減ることも期待できますが、大量のビニール袋を使うことにもなります。大型のスーパーなどでは必ず日本にあるようなロールポリ袋があり、持ち込みの保存容器を使うことはできません。
でもなんと、カナダに来てから保存容器を持ち込むことを勧めるオーガニックグロッサリーに出会ったんです。そのお店は本当に正しいエコへの配慮やその広め方をしているので、紹介したいと思います。次回にて。
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