25歳のアリエル・マシューズさんは息子のローナン君を出産したものの、その11日後に彼を亡くすという不幸に見舞われたそう。

コスモポリタン アメリカ版によると、そんな彼女がローナン君の思い出を偲んで次に取った行動は、「母乳を必要としている母親たちに自分の母乳を寄付すること」。

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「母乳が大量に出始めたのです。ローナンが生きる見込みはなかったので、すぐに母乳を寄付しようと思い立ちました」と<People>に語ったアリエルさん。

彼女が当初寄付する予定だった母乳の量は、およそ30リットル。ところが、その倍の量の母乳が出たため、最終的にはなんと70リットルもの母乳を寄付することに。その合計量の重さは、彼女の体重以上もあったのだとか。

3歳の息子のノア君を育てているときに出していた母乳を含めると、合計で83リットル以上の母乳を寄付したとコメントした彼女。

これまで、合計70リットル分の搾乳を済ませたわ。30リットル分の搾乳を済ませた後、自分の体重と同じ重さの母乳を寄付するという目標を立てたの。アイデアを出してくれたのは父。そして、見事目標達成したわ! 合計で67キロにもなる、私の体重以上の母乳を出すことができた。可愛いローナンのお陰で、3人の赤ちゃんにミルクをあげることができたの。冷凍庫が空になったら、68リットルの母乳を寄付したことになる。赤ちゃんの健康と成長を助けることができてうれしい。これまでに2人の子供を天国に見送って、計83リットルの母乳を寄付した。ノアの授乳中にも寄付したけど、正確な量は覚えてない。3リットルくらいかな? こうすることができたことと、私の母乳を自分の子供に飲ませるほど、他のママに私のことを信頼してもらえたことは幸せ、これは本当よ。

でも、ローナンが死ぬほど恋しい。新生児室にいたあなたの姿を見た日に時間を戻せたらどんなによかったか。それは無理な話だけど、あなたがこの世で生きていた11日間を私は死ぬまで忘れないわ。あなたがお腹の中にいたときは本当に幸せだった。あなたを産まなければよかったなんて、決して思わない。子供たちが仲良くしたり、あなたにキスしたり、体を寄り添い合ったり、あなたの成長を見守ったり、お互いから学んだり…できたらよかったなと思うことがたくさんある。幸いにも、命には限りがあるから、いつかきっと、可愛いあなたの顔をもう一度見ることができるわね 。

産まれたばかりの赤ちゃんを亡くす辛さは想像を絶するもの。でも、寄付した母乳のお陰で救われた命があると知ることで、アリエルさんもほんの少し、哀しみから救われたのかもしれません。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

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