子育ては思っていた以上に大変…。ママになれば、誰もがそう感じるのでは? ただ、これほど先輩が多くいる任務もそうはないはずなので、彼女たちの経験に学ぶことができる点はラッキーかも。

女性ライターのアシェル・フォーグルが自身の経験や周辺のママたちに調査してまとめた、新米ママがやりがちな失敗集をコスモポリタン アメリカ版から!

1.他人の言葉をうのみにする

全員の言うことを聞いていたら、頭がパンクしてしまうはず。第一、それぞれの意見は互いに矛盾することも多いもの。まずは、ネットに頼りすぎないこと。お店のおばちゃんや家族、友人その他みんなが善意のアドバイスをしてくれると思うけれど、最後は自分で判断して。自分でも疑わしいときは小児科医など、その道の専門家に意見を乞いましょう。

2.病気のたびにオロオロする

新米ママは子どもが少しでも鼻水をたらしたり、咳をしたりすると、心配になるもの。何か深刻な病気かも、なんて言う人がいても、まずは落ち着いて様子を見て。子どもは思っているより丈夫だから。

3.車内に子どもを置いていく

実はやったことがある人も多いといわれているこの行為。暑い季節は、赤ちゃんが熱中症にかかることもあるので、絶対禁止!

4.タイミングを間違えてオシッコを浴びる

これは男の子だけではなく女の子にも言えることなのだとか。オムツを替えるときはゆっくりと開けること。まだオシッコしている最中だと、そのままオシッコを浴びる羽目に。「ウンチをした後すぐにオムツを開けると、オムツ替えの最中にオシッコをすることも」と話すのは新人ママのアリー・イェールさん。「せっかくきれいにしてあげるつもりが、余計大変なことになります」。

5.夫婦の会話をおろそかにする

夜中も眠れないし、オシッコは飛び散るしで忙しいのは間違いないけれど、子どもの話題以外の、夫との会話も大切に。いつか子どもたちが巣立ったら、残されるのは夫婦2人なのだから。

6.オムツを貯め込む

備えあれば憂いなし、だけど、赤ちゃんの成長は早いもの。じきに今のオムツは履けなくなるはず。小さいオムツほどイヤなものはない、でしょ(?)。

7.1人でプレッシャーを抱え込む

泉のように母乳が出て、寝かしつけ上手で、人付き合いも上手で、その上仕事もデキる…そんな完璧なママを目指す必要なし! 人生は何かをあきらめなければいけないときもあるもの。だから助けを求めるのも大事。そして、完璧にできない自分を責めないこと。

8.他の子と比べる

「お子さんは何㎏ですか?」「いつ歩けるようになったんですか?」「夜はよく寝てくれますか?」「もうしゃべりますか?」。他の子に比べると、あなたの子は優秀に見えるかもしれないし、その逆かも。大事なのは、赤ちゃんはそれぞれ成長のスピードもかたちも違うということ。他の子と比べるのは、ただ自分を追い込むだけ!

9.子どもを独占する

子どもが可愛いあまり、いつでも自分の手元に置きたがってはいませんか? 赤ちゃんには、パパやおじいちゃん、おばあちゃんなど、ママ以外の人との時間も必要。そうすることで、あなたも夜眠れるようになるし、家事もできるし、いいことずくめ。

10.子どもの着替えが足りない

オクラホマ在住のケリー・ガインさんのエピソード。「オムツに夫のフリースだけ着せて、娘を病院に連れて行ったことがあるんです。病院に着く前、娘が車の中で下痢と嘔吐をしたもので、着替えがなくなっちゃって。予約を待っている間に、夫が男性トイレで娘を拭いてあげたんですけど、誰か入ってくるたびに2人を覗いて、そのまま出て行ったと言ってました」。

11.自分の着替えがない

ミシガン在住のクリステン・シールズ・メベスさんは、こんな経験をしたそう。「息子を図書館の子どもサークルに連れて行ったら、私の膝の上でウンチをしたんです。私はもうウンチまみれ。トイレに行って、着ているものを全部脱いで、水道で洗って、濡れたままもう一度着ました。びしょぬれで家まで歩いたんですけど、私、やっちゃったなあ、っておかしくて」。

12.家に閉じこもる

生後数カ月の間は、ウィルスいっぱいの人混みに連れて行くのも心配だけど、かといって家に閉じこもるのも気が滅入るもの。日光浴をすると赤ちゃんに必要なビタミンDも作られるし、ママの気分転換にもなるのだとか。女性全体の1015%がかかると言われる産後うつの症状を緩和するのにも、外出と運動が効果的だそう。

13.赤ちゃんの一挙一動を記憶に留めようとする

ママは、自分がまだ赤ちゃんにしてあげていないことがあるのでは?と自分を責めがち。でも、「赤ちゃんから一瞬も目を逸らしてはいけない」なんて無理な話。時には、お昼寝をしたり、友達とブランチを楽しんだりすることも必要。コリックや夜泣きがツラい時期もあるけれど、何もかもうまくいかなくて当たり前。でも、写真はいっぱい撮っておきましょうね。

14.赤ちゃんが泣いている理由を考えない

疲れているとか、お腹が空いたという理由で泣いていることももちろんあるけど、違う理由で泣いている場合も。「娘が11カ月の時、夜中に起きて激しく泣いたんです。でも、娘は寝るのが得意ではなかったので、いつもより泣き方が強いとは思ったものの、電気はつけず、ただあやして再び寝かしつけました」と話すのは、今や2児の母であるシベール・ブルジョワさん。「3時間後、娘がまた泣き叫びました。電気をつけ、小さなふくらはぎや足を見た時、私の心臓は止まるかと思いました。寝ている間にクモに噛まれていたんです。その日は一晩中緊急治療室で過ごしました。最初に泣いたときに電気をつければよかったって、とても後悔しました」。

15.どこでも時間どおりに着けると思っている

以前は20分で朝の身支度を済ませられた人も、赤ちゃんがいる今では、2倍か3倍は必要。「子どもがいなかった頃と同じ時間で家を出られると思ったら大間違いです」と語るのは、双子を育てるママ、アリー・イェールさん。「絶対遅刻します!」

16.ベビーカーのベルトを締めない

まだ自由に動けないからと言って、ストラップを留めないのは危険。「息子が4カ月の時に動物園に行きました。私も楽しみにしてたんです」と話すのは、カンザス在住のトリルビー・マカドゥーさん。「ベビーカーから外して動物を見せ、また戻す時に、ベルトをしなかったんです。で、息子を喜ばせようと思って押しながら走ったら、道の凹凸にぶつかって、ベビーカーがひっくり返ったんです! オムツを詰め込んだバッグの上に落ちたから全く平気だったんですけど、私は凍りつきました。今では必ずベルトを締めています」。

17.まだ食べられない物を与える

「息子が11カ月の時、ぶどうを食べていたんですけど(間違いその1)、私はぶどうを小さく切っていなかったんです(間違いその2)。で、飲み込もうとした瞬間にのどに詰まって」と語るのはニューヨーク在住のマーラ・ガーフィールドさん。「息子が息もできずに苦しんでいるので、私は口に指を入れて取り出そうとしたんです(間違いその3)。あれからというもの(息子はもう6歳ですが)あの悪夢を忘れたことは1日もありません」。

18.子どもの座りたい場所に座らせる

子どもの要求を聞いてあげたいけれど、どうしても聞けない場合もあるもの。「誰もが、子どもはチャイルドシートに座らなきゃいけないと言ったのですが、息子が座りたがらなかったのです」と語るのはニューヨーク在住のエレン・ソーチェリさん。「だから、ホームセンターで買い物をした時、息子をカートのかご部分に座らせてやったんです。すると、ペンキコーナーに入った辺りで、息子は突然立ち上がって、カートから飛び降りました。いくら若いママだって、あれには間に合いません。息子は泣くし、私はわめくし、通りかかった人には、子どもをかごに立たせちゃダメよ、と叱られました」。

19.自分の判断に自信を持てない

なんといっても、子どもの親はあなた。一般的なアドバイスには必ず例外があるもの。子どもにとって最良の方法は、できる限りの情報を仕入れた上で、最終的にあなたが決めること。あふれる情報とうまくつきあうには、「私よりこの子のことを知っている人はいない」という、親としての自信を持つことが一番。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Mayuko Akimoto

COSMOPOLITAN US