とある銀行のカスタマーサービス担当者が女性客に贈った、思いやりに溢れる計らいのエピソードを、コスモポリタン オーストラリア版から紹介。

婚約者と別れることになり、一緒に住んでいた家から自分の家具や荷物を持って、新しい部屋に引っ越さなければならなかったクリスティーナ・グレイディさん。だけど、なぜか銀行カードが利用停止になってしまい、引っ越し費用が引き出せない状況に…。このままカードが使えないのは困るので、銀行のカスタマーサービスに電話すると、ある女性担当者が応対してくれることになったのだとか。

クリスティーナさんはその時の出来事を、Facebookに投稿。

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「担当してくれた女性に事情を説明したの。そうしたら彼女がこんな風に言ってくれた。『それは大変だったわね…。わかったわ。4500のマイル(マイレージポイント)をあなたにあげる。それで旅行にでも行って楽しい時間を過ごして、ハッピーな自分の写真をたくさんインスタグラムにアップしてみたらどう?』ってね。

そしてその電話の5日後のこと。元フィアンセから連絡が来て、私宛に花が送られてきたって言うの。突然花を送るなんて、誰からだろう?って不思議に思いながら彼のところに立ち寄ったら、花には封筒入りのカードが付いていた。花を持ち帰ったあと職場でカードを開けてみたら"キャピタルワン銀行 担当KYY905番 トーニャより"って書いてあったの! そう、先日電話応対してくれた彼女が私に花を贈ってくれたのよ!」

思わぬ"神対応"に感動したクリスティーナさんは後日改めてカスタマーサービスに電話をし、トーニャさんにお礼を伝えると、トーニャさんはクリスティーナさんに「特別なつながりを感じた」と答えたのだそう。

ちなみにクリスティーナさんは婚約者と破局したとき、すでにベリーズ(中央アメリカ北東部に位置する国)で予定していた結婚式費用を全額払い済だったのだとか。破局によって泣く泣く式をキャンセルするも、その後"KYY905番トーニャ"さんからもらったマイルを使ってベリーズへの旅行を決行することに。

「結婚式を挙げるはずだった場所を旅するなんて、惨めになるだけかも…と思ったけど、思い切り楽しんでやるって決めたの。着るはずだったウェディングドレスを着て、記念写真も撮ってくるわ!  トーニャが教えてくれた、"自立した女になる"ってことを考えながらね」

懇切丁寧に対応してくれる日本のカスタマーサービスに比べて、欧米のカスタマーサービスはずさん…なんて話もよく聞くけど、"KYY905番トーニャ"さんのような担当者が増えたらもっとたくさんの人がハッピーになれそう。

クリスティーナさんのように、顔も知らない電話窓口の女性に救われるなんてことが起こるのだから、人生って捨てたもんじゃないですね。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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