どう向き合う?経験者が語る「パニック障害」

自分を頑張らせすぎないで。

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パニック障害を患う人は世界中におり、生涯有病率(一生の間で1回以上発症すること)は、おおむね1.5%から5%、つまり、20人から60人に1人の計算になるのだとか。しかも、男女別に見ると割合は1:2で女性のほうの率が高く、20歳前後に発症することが最も多いというから、他人事ではなさそう。

今回コスモポリタン イギリス版から紹介するのは、現在もパニック障害と闘うある女性の体験談。パニック障害とはどんな症状を伴うものなのか、どう向き合っていけばいいのかが、詳細に綴られています。

他人に親切にするよう心がけること。外側からはそう見えないからと言って、その人が内面の葛藤を抱えていないということにはなりません。

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「私は12歳の時に全般性不安障害と診断されました。毎晩目を覚ましては泣き、震え、もがき、疲れ果てて再び寝るという状態でした。低用量のアミトリプチリン(抗うつ剤の一種)を処方され、高額なセラピーセッションを紹介されました。担当の女性は、私に笑顔の絵を描かせてはゴミ箱に捨てていました。言うまでもなく、あまり役には立ちませんでした。

不安はただの精神上の病ではなく、身体に非常に多くの症状を及ぼします。例えば動悸、胸痛、筋肉痛、息切れ、発汗、震え、吐き気、めまい、ドライマウス、喉のつかえなどです。私はこれまでにジム、美容院、仕事の面接、会議、デートからさえ、走って逃げ出したことがあります。その瞬間、自分が倒れるのではないか、心臓発作に襲われるのではないか、何かおかしなことをしでかすのではないかと思い込んでいたのです」

パニック障害

「数年前から私の不安は潜在していましたが、去年の始め頃、新しい診断名とともに再び表面化しました。パニック障害です。症状は特定のきっかけなしに現れ、コントロールすることは困難です。しばしば、全く何の理由もなく訪れます。たまに、『どうしてこの数日間症状が出なかったのだろう?』と考えていると、すぐにまた発生するのです。

発作に苦しんでいない時は、よく現実感の喪失に見舞われます。それは、自分が自分自身とも周囲とも乖離している状態です。道を歩いている時、すべてが超現実的で夢のようであり、視覚的にも歪んでいるように感じます。奇妙な非現実感です。この前の夏のある日、私の同居人であり10年来の親友が、バスで家に帰る途中の私に気づいて寄って来たのですが、私は彼女が誰だかわかりませんでした

パニック障害

「これらの不安症状を抱えた私は、薬の用量を増やしてもらうために医者を訪れました。これまでの20gの錠剤に10gの錠剤を足すことになりました。私は薬が万能だとは思っていませんが、この状態を打開するためなら何でも試してみたかったのです。

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かかりつけの薬局に行くと、カウンターの向こうの男性が、私が低用量の錠剤を求めに来たと知って叫びました。『おやおや! おめでとう、治ってきたんだね! すごいじゃないか! ねえ?』彼は私を皆の前で指さして言いました。 他のお客さんたちが頷いて拍手をしているのを見て、私はいたたまれなくなりました

どうしてこんなことになってしまったのか、私にもわかりませんでした。彼に『実は病状が悪化している』などと伝える勇気もありません。彼が失望すると思うと、二度と同じ薬局には行けませんでした。まるで表向きには回復して見えるけど、家にこっそりヘロインを隠している中毒患者のようでした。笑うような状況じゃないはずなのに、笑うしかありませんでした」

パニック障害

「主治医にも警告されましたが、新しい薬を始めたり、用量を増やしたりすると、少しの間不安症状が悪化することがあります。そして、実際そうでした。毎晩玄関を開けて家に入ると、どうしようもない気持ちに襲われ 、ハラハラと涙を流してベッドに飛び込みました。のどが締めつけられるような、心臓が飛び出すかと思うほどの動悸がしました。私は善い人たちに囲まれていましたが、この時ほど孤独を感じたことはありませんでした。今後も状況は決して改善しないような気がしました。

週末は、生産的なことがしたかったけれど、どうしても力が湧いてきませんでした。お酒を飲んで自分をリラックスさせようとしましたが、飲まない日にはより症状が悪化するだけでした。ひどい二日酔いの後に、生活スタイルを変えることを決心しました。これまでより多くジムに通い、毎週の食事プランを立てました。週末は、たとえ興味がなくても、美術館や博物館、ジム、ランチ、あるいはマッサージの予約などをして外出するようにし、気分が上がるようにしました。

8カ月が過ぎ、今では自分の生活をずっとコントロールできるようになったと感じますが、周囲に気づかれることはなくても、不安症状とは毎日つきあっていかなくてはなりません。私は呼吸法や、発作が来そうな時の気の逸らし方、何より、自分を頑張らせすぎないことを学びました。だって、私はもう自分ができるベストを尽くしているのですから」

パニック障害

「私からのアドバイス:他人に親切にするよう心がけること。外側からはそう見えないからと言って、その人が内面の葛藤を抱えていないということにはなりません。

もしあなたが不安やうつに悩んでいるとしたら、善い人々と交わり、自分自身に優しくし、専門家の支援を求めましょう。誰にだって悪い時期はあるけれど、1人ぼっちではないし、そのうちに改善することだってあるのです。心の病に対する偏見によって、多くの人々が孤独に苦しんでいます。でも力を合わせれば、私たちはそれを打ち破ることができるのです」

※この翻訳は抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN UK

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