私が「1カ月禁酒生活」をしてみた結果…

​ "お酒とのつきあい方"は、"人とのつきあい方"だった!?

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厚生労働省の2014年の調査によると、飲酒習慣のある男性は32.8%で、女性8.7%の約4倍。ただし、男性の数値が前回調査の33.1%からわずかに減ったのに対し、女性は7.5%からと、増加傾向にあるそうです。以下の記事は、シングルのキャリアウーマンである女性がコスモポリタン アメリカ版に寄稿した、「1カ月間禁酒実験」のレポート。

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実験を通じて、彼女が気づいた意外なこととは…?

こんなにどうしようもなく飲みたくなるのは、もしかして私がアルコールに依存しているから?

ベスティー・ファーバーさんが禁酒を思い立ったのは、友だちとの何気ない会話から。1カ月お酒を止めたいと言い出した友だちにつきあって始めたのだそう。「特に(お酒に関する)"問題"があったわけじゃないんです。少なくとも、あるとは思っていませんでした」。たまに多く飲むことはあっても、平均的な飲酒量は1週間に4杯から7杯だったという彼女。最初の4日間はツラかった、と言います。「特に、週の真ん中はキツかった」。

私はアルコールに頼らなくても大丈夫、と自分に言い聞かせていた彼女ですが、友人の誕生日パーティーのときは試練だった、と言います。「流れに逆らわないタイプの自分にとって、あの人たちと同じになるのはイヤでした」。彼女の言う"あの人たち"とは、「ヴィーガン(絶対菜食主義者)やグルテンフリーにこだわる、レストランの食事でも『私はこれしか食べないの!』と声高に主張する人たち」のことなのだとか。アルコールを止めることが自分のポリシーまで変えることになりかねないことに危機感を覚えたそう。

それでも、パーティー会場では、ギラギラと光るお酒を横目に水を頼んだベスティーさんに、「飲まないの?」「具合悪いの?」「妊娠中?」など、矢のような質問が飛んできたそう。デトックスのために1カ月禁酒してるの、と軽く答えたそうですが、「まるで私が"アーミッシュ(電気を使わず近代以前の生活を守る人々)になったの"とでも言ったかのような驚きぶりでした」。でも、がまん、がまん、約束をまもらなくちゃ、と自分に言い聞かせたのだとか。

結局、その日は一滴も飲まずに乗り切った彼女。このことを禁酒友だちに電話で話したところ、しらふでいるとどんなに頭が冴えているか、お酒を飲むことがどんなに小さいことかで意見が一致し、盛り上がったのだとか。さらには、周りの誰もが(彼女たちがお酒を飲まないことで)居心地が悪そうだったのも2人の経験に共通していて、お酒がないとやっていけないストレスや、飲まないことで社会ののけものになることに怯える人々を不憫にすら感じたそう。

「この禁酒トークの後で、一杯飲みたいわ」と話した彼女。しかし、そう言いながら、「こんなにどうしようもなく飲みたくなるのは、もしかして私がアルコールに依存しているから?」とも思ったのだそう。

お酒に酔って気晴らししたり、自分だけ取り残される不安から人とつきあったりする代わりに、自分と向き合うべきだと思うようになりました。

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それからはますます友だちと連絡をとり合ったというベスティーさん。つらい時期に励まし合い、友情を強めたようですが、実験後半になると、"禁酒によっていかに体調が良くなったか"に意識を集中させたそう。「途中起きることもなく、7時間近くも赤ちゃんみたいに眠れました。私には珍しいことです。乾燥しがちだった肌もスベスベになったし、目の周りの小じわも消えました。それに、これは本当のことですが、視力が上がりました。そして、何より、以前に増して自分を好きになりました。唯一マイナスだったのは、甘いものを食べるようになったこと。夕食にワインやカクテルを飲まない代わりに、チョコレートを食べるようになったんです。それもたくさん」。

それから砂糖の誘惑にも打ち勝つようになると、体にゆるぎない自信がついたという彼女。しかし、社会生活の方は、振るわなかったのだとか。「1カ月の半分まで来ると、友だちと飲みに行くのも断り、デートもしなくなりました。顔色は抜群に良くなっていたのですが、出かけるのはコーヒーデートくらい。わかったのは、飲まなくなると、1人でいたくなるということでした」。

自分でも知らなかった"頭の冴え"を発見したベスティーさんいわく、「お酒に酔って気晴らししたり、自分だけ取り残される不安から人とつきあったりする代わりに、自分と向き合うべきだと思うようになりました」。自分だけの時間が増えると、在宅の仕事もはかどり、読書の時間も取り戻せるようにもなったのだとか。

そうして1カ月の禁酒生活をやり遂げた彼女。達成感はあったものの、何より、自分がどれだけアルコールに頼っていたかを痛感したそう。それは、アルコール自体にというよりも、「逃避することの中毒」になっていたのだと言います。「アルコールは、生活の単調さから一時的に解放されるための気晴らしでした」。

「飲酒は試金石なのです」。それは個人のライフスタイルだけでなく、お酒をリラックスの方法にしたり、人間関係の潤滑油にしたりする文化全般に関わっているとベスティーさんは言います。「私の問題は、心理的な問題だったのだと思うようになりました。もっと若い頃は向き合う準備ができていなかった、社会不安が原因なのでしょう」。

アルコールに人生を台無しにされることはなかったものの、長らくアルコールが人とのつきあい方と関わってきたことに気づいた彼女。このことを胸に刻んでおくつもりだと言います。「もう自分自身から目を逸らしたり、自分の不安を覆い隠したりしたくありません」。

1カ月の禁酒実験を経て、彼女はこう締めくくっています。「自分をよりうまくコントロールできるようになったような気がします。アルコールとの、そして何より、自分自身との、健康的なバランスを見つける準備ができました」。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US

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